横浜・大洋とプロ野球
横浜ベイスターズは親会社が民法キー局なのに、主催試合のテレビ中継がほとんどない。
このことは、いかに野球の力が落ちているかの証左だ。
2007年、横浜はかつての地元、下関で公式戦をおこなった。
横浜は日本プロ野球が2リーグに分裂した1950年に創設されたセリーグの球団。
1949年11月22日、大洋漁業が大洋ホエールズを創立。
1950年、セリーグに参加。
近年、平成の大合併で巨大な面積を持った下関市(山口県)が当初の本拠地。
チームの愛称「ホエール(whale)」はクジラ。捕鯨はかつての親会社 大洋漁業の柱の事業だった。
1953年、松竹ロビンスと合併 大洋松竹ロビンスとなる。本拠地:大阪球場
1955年、球団名が大洋ホエールズにもどる。本拠地:川崎球場
1960年、初優勝 初日本一(三原監督)
1978年、横浜大洋ホエールズと改称。本拠地:横浜スタジアム
1993年、横浜ベイスターズと改称。
1998年、2度めの優勝 2度目の日本一(権藤監督)
2001年11月、マルハ(旧 大洋漁業)からニッポン放送に経営権が移る。
いったん承認されたが、ニッポン放送が所属するフジサンケイグループは、ヤクルト・スワローズの株式も保有しており、野球協約違反。後日、コミッショナーがミスを認めて、経営権委譲が白紙に戻った。
2002年1月26日、マルハからTBSに経営権が移ることがオーナー会議で承認される。
2005年、楽天がTBSの筆頭株主となる。楽天はパリーグの楽天ゴールデン・イーグルスを保有しており、一事業者二球団保有を禁止する野球協約に違反しているが、なぜだか放置されている。
2007年4月、那須野巧に協定以上の契約金を支払っていたことが発覚したが、球団は「協定破りは違反ではない」とメディアに公言。自分の都合がいいように解釈すれば、世の中のルールは守らなくてよいという手本を人々に示した。
2007年、西武の不祥事はドラフト制度を変えてしまった。
横浜はどんなにルールを破っても放置されている。
自ら襟を正す力を失った日本プロ野球は、衰退の道をひた走っているが、それを軌道修正できるリーダーは今のところ、いないようだ。
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