森永ジャンボ 105円
9月24日にアイス冬眠を決めた。
さぁ、30日までの1週間はアイスさよならウィークだ。
山口百恵全国縦断お別れコンサート・ツアーのようなものだと思ってもらったら、わかりやすいだろうか。
九電記念体育館でアルバイトをしていた僕は、コンサートを終えてアンコールの嵐が鳴り止まぬなか、すでにタクシーに乗り込んで会場を後にする百恵ちゃんを見て、現実的な選択に感心したものだった。
さて、さよならアイス・ウィーク初日
まずはこれ、セブンイレブンで森永「ジャンボ」
ジャンボといえば、ジャンボ鶴田
五島列島に住んでいた頃、町に全日本プロレスが来た。
それは鶴田が入団して最初の「ジャイアント・シリーズ」
外国人の目玉はミル・マスカラスだ。
僕はとても見に行きたかったが、親に「プロレスにつれてって」と言わなかった。
少欲なこども時代だったのだ。
月刊プロレスにはボクシングとキックが載っているが、別冊ゴングはプロレス専門。しかし、350円もするその本を買うことはできなかった。一度だけ父と本屋に行った時、
「お、出ている別冊ゴング」
と言ってみたが、
「我が家では、そういうものを推奨していない」
と一刀両断にされた。
プロレスの雰囲気だけでも接したい。
ある秋の日曜日、となり町の体育館に自転車を走らせた。
僕が着くと、体育館からちょうどフレッド・ブラッシーがでてきた。
ブラッシーは裸だった。
ファンサービスなのだろうか。
(パンツは履いてるからね)
思いのほか小さい
(体全体の話しですよ)
しかし体が厚い。体が赤い。前座試合でグレート小鹿にチョップでも浴びたのだろうか。
汗をふきながら歩いていたブラッシーは、五島のおばちゃん達に囲まれると
「五島うどん、アゴさいこう」
とは言わずに、
「おう、たくしー、たくしー」
と愛想を振りまきながら、待たせていたタクシーに乗り込んで行った。
リングでは、鑢で歯を研いで怖い彼も、テレビに映っていないところでは、ファンにとても優しいのだと知った。
翌日の船に乗った知人が、船上で鶴田やマスカラスを見たと聞いて、とても羨ましかった。
えっと、なんの話だっけ
あ、ジャンボだ。
これはチョコだけでなく、もなかまでがパリパリしていて食感がいい。
・・どうやらこのアイスには、固有の思い出がないようだ。
(また、13日につづく)
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