落合監督と江川
50歳になった年、中日と2年契約をむすび、落合は監督になった。
1998年オフ、日本ハムを最後に現役を引退してからは、5シーズン野球解説を続けており、コーチ経験はない。
2004年
6月、ナゴヤドームの巨人、ヤクルト、横浜戦の使用球をミズノ製から「飛ばないボール」のサンアップ製に替える。味方に長打力が無く、相手の長打を封じたいがための策。
シーズン後、巨人の堀内監督は「せこい」とコメントした。
10月1日、巨人がマジック対象のヤクルトを破った瞬間にリーグ優勝が決まる。
コーチ経験がない監督の就任1年目優勝は史上初。(長嶋の初優勝は2年目)同年のパリーグ優勝(シーズン勝率は2位)西武の伊藤監督がこれにつづき2人めとなった。
日本シリーズではパリーグ勝率2位の西武に敗退。第2戦勝利監督インタビューでの「(所沢で)3連勝するので、名古屋には戻ってこない」が今年唯一外れた予言となった。
2005年
9月には阪神を逆転すると予言。福留は「監督にはそういうところがある」と暗示にかかっていたが、予言は外れた。
2006年
2度めのリーグ優勝。日本シリーズで古巣日本ハムに1勝4敗で敗退。
オフシーズン中日と新たな2年契約を結ぶ。
2007年
リーグ優勝を最後まで巨人と争い2位。残り7試合でマジック7が点灯「だいじょうぶ全部勝つから」と公言したが成らなかった。
監督として4シーズンを戦い、リーグ優勝2回。日本シリーズ出場3回はすばらしい実績。
与えられた予算の中で最高の結果を出したのには理由がある。
名のない選手を名実伴う指導者が使う時、采配には自由度が高く、人心を一つにしやすい。そこに結果がついてくる。
私信を捨て、立場を演じることに徹しているから、落合のチームは強い。
できることならば、空白の一日で命運を分けた2歳年下の江川(2007年で52歳 コーチ経験なし)と監督として対戦するのを見たい。
| 固定リンク | 0
「スポーツ」カテゴリの記事
- 来季のJ2は20チーム(2023.12.04)
- 西南学院大学から43年ぶりのプロ野球選手誕生 楽天イーグルスの辰見鴻之介を応援しよう!(2023.06.29)
- 有明アリーナ、有明体操競技場、有明コロシアムをしらべる(2023.01.16)
- W杯2022はベスト8! ポルトガル代表選手26人の活躍まとめ(2022.12.13)
- W杯 警告リセットルール スター不在の決勝を回避する2008年改訂ルール(2022.12.11)