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2007年10月31日 (水)

ハロウィン

 【 Halloween 】 キリスト教の祝日「万聖節」の前夜祭。
 All Hallows even(万聖節の前夜)が縮まって Halloween と呼ばれるようになった。

 

 元々はキリスト教とは関係なく、ケルト民族が1年の終わりの日(10月31日)に悪霊に取り憑かれないよう魔女などの扮装をしたのが始まり。

 

*参考文献「カントリードールNo.24」学研 2004年10月

 

 10月31日の夜、かぼちゃのお化け(ジャック・オー・ランタン)や魔女などの仮想をした子どもたちが、近所の家を回り
「 Trick or Treat ! (お菓子をくれないと、いたずらするよ)」
と言うと、家の人は「 Treat. 」と答えて、お菓子を渡すのがお約束。

 

 そのお菓子を持ち寄って開くのがハロウィンパーティ。
 日本の子供達は、近所の家を回っても誰もお菓子をくれないので、自分の親からもらったお菓子を持ち寄ってパーティだけを開く。

 

 小学校では2002年度の新学習指導要領で始まった「総合的な学習の時間」でハロウィンに仮装大会をやる学校がある。
 黒い布を羽織り帽子を被るだけと、準備が楽な「魔女」の仮装が最も多い。
 ジャック・オー・ランタンが縮まって児童には「ジャコランタン」と呼ばれている。
 本当にジャコランタンという名前だと思っている人も少なくない。
 Googleで「ジャコランタン」で検索すると、2002年10月には500件超がヒットした。
 5年後の2007年10月にやってみると、24,100件に増えていた。
 Googleの情報収集能力が高まったのか、ブログ普及のせいなのかはわからないが、ハロウィンは2000年代にはいり、急速に認知度が高まった。文科省の「ゆとりの教育」が一役買ったのかも知れない。

 

 日本人はクリスマスと言い、ハロウィンと言い、他国の文化をアレンジして楽しむことに長けている。サンジョルディが根付かなかったのは、本をもらって喜ぶ男が少なかったのだろう。

 

 今日はお菓子を買って帰り、えっと合言葉はなにかな?
と言ってみましょう。
 一人暮らしの場合、一人二役で。

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