ハロウィン
【 Halloween 】 キリスト教の祝日「万聖節」の前夜祭。
All Hallows even(万聖節の前夜)が縮まって Halloween と呼ばれるようになった。
元々はキリスト教とは関係なく、ケルト民族が1年の終わりの日(10月31日)に悪霊に取り憑かれないよう魔女などの扮装をしたのが始まり。
*参考文献「カントリードールNo.24」学研 2004年10月
10月31日の夜、かぼちゃのお化け(ジャック・オー・ランタン)や魔女などの仮想をした子どもたちが、近所の家を回り
「 Trick or Treat ! (お菓子をくれないと、いたずらするよ)」
と言うと、家の人は「 Treat. 」と答えて、お菓子を渡すのがお約束。
そのお菓子を持ち寄って開くのがハロウィンパーティ。
日本の子供達は、近所の家を回っても誰もお菓子をくれないので、自分の親からもらったお菓子を持ち寄ってパーティだけを開く。
小学校では2002年度の新学習指導要領で始まった「総合的な学習の時間」でハロウィンに仮装大会をやる学校がある。
黒い布を羽織り帽子を被るだけと、準備が楽な「魔女」の仮装が最も多い。
ジャック・オー・ランタンが縮まって児童には「ジャコランタン」と呼ばれている。
本当にジャコランタンという名前だと思っている人も少なくない。
Googleで「ジャコランタン」で検索すると、2002年10月には500件超がヒットした。
5年後の2007年10月にやってみると、24,100件に増えていた。
Googleの情報収集能力が高まったのか、ブログ普及のせいなのかはわからないが、ハロウィンは2000年代にはいり、急速に認知度が高まった。文科省の「ゆとりの教育」が一役買ったのかも知れない。
日本人はクリスマスと言い、ハロウィンと言い、他国の文化をアレンジして楽しむことに長けている。サンジョルディが根付かなかったのは、本をもらって喜ぶ男が少なかったのだろう。
今日はお菓子を買って帰り、えっと合言葉はなにかな?
と言ってみましょう。
一人暮らしの場合、一人二役で。
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