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2007年10月28日 (日)

因縁のアンリ

 2006年7月5日
 ワールドカップ準決勝 デコのポルトガルはアリアンツ・アレナフランスと対戦。

 前半29分、ペナルティ・エリア内でフランスのアンリとカルバーリョが競り合う。
 アンリはこぼれ球を拾うより、尻餅をついたカルバーリョの足にひっかかることを選択。
 主審ラリオンダさんはこれをPKと判断。
 33分、ジダンが決めてフランス先制。リカルドは読み切って(キッカーからみて)左に飛び、かすかにボールに触れたがゴール。

 このせこい1点が決勝点となり、デコとポルトガルのワールドカップ優勝がなくなった。
 36分にはペナルティ・エリア内でクリスチアーノ・ロナウドが押されたが、主審ラリオンダ(国籍:ウルグアイ)さんはPKをとらなかった。

 この一件以来、デコファンはアンリを快く思っていない。
 2006-07シーズンではCL決勝でバルサと当たり、審判のせいで負けたとぶーたれたアンリ。
 勝者のバルサに敬意を表さなかったアンリ。
 そして、その2ヵ月後、今度はせこいプレーでポルトガル優勝の芽を摘んだ。

 デコファンにとってみれば、アンリは腹が立つ奴だ。
 デコはフランスに負けた後、こう語っている。
「決勝進出が夢だったのでチームは悲しんでいる。フランスはブラジル戦で素晴らしいプレーをしたので今日の試合が厳しくなることはわかっていた。
 足りなかったのはディフェンスを突破してゴールを決めることだけだった。フランスは我々より強かったわけではない。フランスは得点を決めた後、後に下がって守り、アンリを使ったカウンター攻撃を狙うだけだった」

 自らも驚くような跳躍力でダイブしてファウルをもらうことが多々あるデコ。
 アンリのせこい姿勢について、なにも言及していない。
 だが、そのせこい1点のお陰で「守りのチームフランス」の勝ちは決まった。

 それから1年後の2007年6月25日、FCバルセロナはティエリ・アンリ(8月で30歳)との4年契約を発表。

 デコにとって波瀾万丈のシーズンオフが開幕した。

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