げっぷのように話したい
生まれたばかりの赤ん坊は、母乳やミルクを一生懸命に飲む。
そして、おなかいっぱいになると、ふーっと一息つく。
飲む意欲が失せたな?と思ったら親の出番。
抱っこして、お腹を肩のあたりで軽く圧迫しながら、背中をとんとんと叩いてげっぷが出るのを助けてやる。
これを短時間で手際よくやると、まもなく「げふ~っ」と長い音のげっぷが出て、すやすやと眠りにつく。
その音を聞き寝た顔を見ると、親に安心と達成感が生まれ、とても気持ちがいい ・・・
物語には 起・承・転・結 がある。
誰かがネタを話す時、聞き手は早く 「結」 つまりオチを聞きたい。
ところが、飲み会の席でオチを異常なほどひっぱる人がいる。
ネタの振り始めの「起」でみんなの食い付きが良いと見るや、それは始まる。
■「起」からさらに古代に遡り 「起」の前振りから始める。
■「起承転」まで行ったところでまた「起」に戻り「起」の別バージョンを展開する。
■「起承転結」が終わったのに、間髪を入れず「承」から言い回しを変えたリフレーンに入る。
話は手際よく、スピード感をもってオチまでいかなければ、おもしろくない。
懇親の席ではプラスのストロークを送るという礼儀に則り、その日は皆楽しそうに聞いているが、次からその人と会うのが億劫になる。
げっぷは一気に出ると気持ちいいが、げっぷを出すためにわざわざ空気を飲み込んでいる人を見るのは、気持ちが悪い。
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