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2007年11月13日 (火)

メディアが民主党寄りな理由

 法律の専門書では法律の上に憲法が書いてあり、憲法が法律の親分のように位置づけられている。ただし、憲法も一つの法律であり六法のひとつ。
 憲法は日本国の最高法規であり、日本の立法府(国会)がつくる法律は、憲法と整合性がなければならない。

 立法府と国民の約束である憲法が、言論の自由を保障している。
 これは国が国民に、それを保証しているということ。

 佐藤さんが鈴木さんに対して、思っていることを何でも言ってよい。
 ファンが芸能人に罵詈雑言を浴びせてよい。
 上司が部下にダメ人間と言ってよい。

 ということを保証しているのではない。

 従って、国民が民主党に対しての感想、憶測を公に口にするのは「言論の自由」に守られているとは言い難い。
 民主党は「国」を代表していないからだ。

 一方で、自民党と公明党は国を代表している。
 ただ、自民党長崎県連がそうかというと、そうではない。
 政権与党の国会議員が、国を代表して、国民の声を受け止める立場だ。

 従って、与党の国会議員は少々の批判に激高することなく、いちいち皮肉を言ったりせず、深い目をして聞く耳を立てなければならない。それだけの成熟が求められる。

 メディアの報道をみて
 「自民党ばかり批判しているなぁ」
 「民主党寄りだなぁ」
 と思うことがあるのは、このような理由からである。

 メディアは言論の自由を盾にとり、ものごとの本質の追求よりも、視聴率という数字の追求をしていられるのである。





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