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2007年11月29日 (木)

説明責任を果たせ!という説明を聞かない人

 一ヶ月後に3億円が当たるということを知らない人は、目の前で売っている宝くじに見向きもしない。
 その情報を取り込むスイッチを入れるのは、その時々の本人の興味と関心である。

 興味のないものごとにはスイッチは入らない。
 後から「なんだよ、3億円当たる運命だったなんて聞いてないよ。説明責任を果たせよ、
みずほ銀行」と思うだけだ。

 説明して欲しいと言う人は説明を聞かない人だ。
 聞く耳を持つ人は、説明がなかったとは言わず、わからないことは聞きに行く。
 聞く耳を持つ人は、その場で説明してくれれば、それに感謝する。

 説明がなかったという人が「なかった」という説明は、実は過去に行われている。
 ただ、本人に感心がなかっただけだ。
 関心がなかったけれど「今日説明してくれたからわかったよ。ありがとう」と言える人は、聞く耳を持つ人。そういう人は好かれる。
 聞く耳がない人は、聞いていなかったのに「関心のない自分にもわかるように説明がなかった」と怒る。

 至れり尽くせり、手取り足取り、何もかも他人が自分の下部のようにやってくれる。
 アラブの石油王の王子でもない限り、そんなことはあり得ない。
 こういう人は口で言ってもわからない。
 聞く耳がないからだ。

 このような人のために、米粒に書いたような小さい字で書いた説明書は存在する。

 過去と人は変えられない。

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