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2007年12月19日 (水)

日本の電子レンジ(2007年)

 電子レンジは息の長い機械だ。
 家電のなかでは、もっとも壊れない。
 使用年数が10年を超えた頃から、ダイヤル式の数字がうまくカウントアップできなくなるが、それでもなんとか使える。
 テーブルという回転する構造を持ちながらこれだけ壊れないのは特筆に値する。

 今使っているのは東芝の製品。
 使い始めたのは、しらべるを開設した2000年よりも、はるか前。
 その後、真剣に研究していないので、しらべるには「電子レンジ」の項目がない。
 そこで電気屋さんを回り、電子レンジについて分析した。

■電子レンジに興味がない間も、店頭に置かれた赤い筐体のシャープ「ヘルシオ」には一目おいていた。さすがシャープ、基礎が違う。次に買うならばこれしかないという威圧感が漂う。

 ところが、ヘルシオが始めたスチーム機能は、今や各メーカーの主要モデルについている。
 そして、シャープ「ヘルシオ」は水タンクが横に付いているため、庫内の横幅が狭い。
 20年前の電子レンジよりも狭い機種もある。これでは、幅の広い皿が入らない。
 真っ先に購入の候補から落ちるだろう。

■パナソニックは温度差がある2つのものを一度に加熱できる。
 通常、電子レンジにはセンサーが1つしかないが、2つ付いている。
 置き場所に線が書いてあり、そこに置くだけ。
 今時の電子レンジにはターン・テーブルはついていないので、置いた場所が変わらない。
 "回らない"ので、2つのセンサーをつけることができるのだ。

 「冷凍ご飯と冷蔵したカレールウを一度に暖めるような場合にいいですよ」
 と言われると、なるほど便利そうだと想像してしまうのだが、果たしてそんなことをする必要に迫られたことがあっただろうかと考えると、記憶がない。

 電子レンジが回らなくなった一つの理由は、手入れを簡単にすることにあるらしい。

■お手入れ機能がついている。
 ただし、全自動ロボットのように拭き取りまでやってくれるわけではない。機械がやるのは汚れを浮き上がらせるところまで。最後に人が拭き取る行程は残っている。
 どのメーカーの機種にも付いているが、パナソニックだけは水タンクにもお手入れ機能が付く。

 最近、職場で冷蔵庫を閉める音がうるさいと思っていたので、ドアが閉まる音をチェックした。

■三菱のトップモデルだけは油圧ダンパーにより、静かにドアが閉まる。
 他はすべて「ばたん!」と音がして相変わらずうるさい。
 もうこれだけで、候補の筆頭に推したい。ただし、内張に石が貼ってある高級機種のため、最安店でも\105,000。

■大半の機種が奥を壁にぴたりと付けられるが、一部の機種では2cmほど離す必要がある。
 これはさほど問題にはならない。

■東芝の売りは、調理後のカロリーを変えられること。
 店員は言う。
 「育ち盛りの子は高カロリーの仕上がり、お父さんは低カロリーというように仕上がりを微調整できるんです」
 ただし一度にはできない。加熱のたびに、微調整をする人がどれだけいるのか疑問だ。
 だいたい、育ち盛りの子供だから、油べっとりのものを食べさせようという親はいないと思う。

 今時の電子レンジで最も驚いたのは、揚げ物ができるということだ。
 「パン粉つけただけで、揚がっちゃうんですか?」
 一瞬、菊池桃子になってしまった。
 切れちゃう冷凍は少々いわくつきだが、こちらは本当に、揚がっちゃうという。
 お肉がもっている脂を使って、パン粉が揚がってしまうらしい。

 揚げ物は衣つけが大変なのもさることながら、揚げた油の始末が面倒。
 電子レンジで揚がっちゃって、カロリーも落とせる。
 (店員さんの説明が本当ならば・・)日本の技術者はすごい。

 至れり尽くせりの日本の電子レンジ。
 世界中の豊かな人は皆、欲しくなると思う。





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