東京マラソン2008の御輿を担ぐのは
第一回のボランティアは1万人の定員に対して12,670人が集まった。
用意したユニフォームでは数が足らず、受付が遅かった人には既成品ロゴなしのキャップ、ポンチョが配られた。
第一回はレース出場の落選が決まってから、申し込むことができたので、第二回(2008年)のエントリー抽選で便宜を諮ってもらえるかも知れないという期待を込めて参加するランナーが多かった。
第二回大会のボランティアは、前回と違い、抽選結果発表前の募集開始。
ただ、第一回大会の経験で、ボランティアも大きな感動を味わえること、無償でもらえるグッズは参加者がもらえる記念品よりはるかに豪華であることを知っていたので、応募が殺到すると予想していた。
そして案の定、ボランティアは申込みの足が速く、募集開始から一ヶ月足らずで定員に達し、締め切られた。
果たして、前年にボランティア参加した人は、優先的に当選したのか?
とても気になったので、ミクシィの「目指せ!東京マラソン」コミュニティでアンケートを設置した。
1か月間の受付で199件の回答があった。
設問は以下から一つを選択
【 当選 】07も当選
【 当選 】07は落選
【 当選 】07は落選、ボランティア参加
【 当選 】07は応募せず、ボランティア参加
【 当選 】07は応募せず
【 落選 】07も落選
【 落選 】07は当選
【 落選 】07は落選、ボランティア参加
【 落選 】07は応募せず、ボランティア参加
【 落選 】07は応募せず
詳細な数は著作権に配慮して、ミクシィの「目指せ!東京マラソン」コミュニティを見ていただくことにするが、計ったように均等な分布となり、いかにも無作為抽選ですという結果になった。
10月25日には大会公式飲料アミノバリューが「東京マラソン2008出場権プレゼント」を始めた。
前年にはなかった試みで、抽選に漏れたランナー、エントリーしなかったランナーにとって、最後のチャンスとなる。締め切りは12月12日。
ただ、商品購入が応募の条件となっていることで、少なからず非難もある。
このように、スポーツと商売を結びつけると、ぶーたれる人がいるのが不思議だ。
スポンサーが大金を出すから、ボランティアのユニフォームはタダにできるし、ランナーには至れり尽くせりのサービスができる。
いくら黒字財政の東京都とはいえ、都内・都外のランナー、つまり一部の納税者のために都の予算を使うことはできないから、大会そのものが開けない。
御輿に乗って楽しめるのは、担いでくれる人ありき。
たとえ出場枠の10%がスポンサーやメディアの枠でしたと言われても、何ら不思議ではない。
いつも誰の「おかげ」なのかを考えたいものだ。
→motoのど素人!マラソン講座
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