2007年 しらべるが選ぶ5大ニュース
1、自民・民主大連立ならず
2、テロ特措法 継続ならず
3、オシム監督倒れる
4、苫米地英人、江原啓之のメディア露出について危険性を指摘
5、佐世保で銃乱射事件
たとえルールが決まっていても「そのルール通りにやるのはおかしい」とぶーたれてよい。
そういう見本を国権の最高機関「国会」でやっていることこそがおかしい。
参議院が与野党逆転しようが、衆議院の優位が憲法で保証されている。
それなのに衆院での再可決を「強行採決」と悪いことのような名前を付けて呼ぶ人々。
野党政治家、評論家、メディア・・
強行でもなんでもないでしょ。それは、ふつー採決でしょ。
2005年9月の総選挙で野党が大敗したから、そういう状況になっている。
負けた時、野党の代表がそろって口にしたことば。それは
「催眠術」
「国民をマインドコントロールしちゃいかん」
「小泉催眠術から国民が醒めてくれなかった」
「催眠術をつかってはいかん」
選挙速報の生放送で、そんな危ない言葉を口にする野党の代表者を見て、開いた口がふさがらなかった。
有権者が政治家に尊敬されている気はしなかった。
審判にも勝者に敬意を表さない。スポーツならば二流選手だ。
負けを棚に上げて、選挙に勝った方が悪い。ズルだと言っているチームが、国民の過半数の尊敬を得る日は遠い気がした。
それを一気にがらがらぽんしてしまおうという大連立。
成立しなかったのは惜しい。
「民主党にはまだ政権を担当する能力があるとは言い難い」
という謙虚な発言はすばらしかった。その言葉にこそ、政権を担当する能力が垣間見えた。
国と地方の借金が800兆円。
日本国債の格付けは先進国最低。
そういうニュースと、将来のさらに質素な暮らしは人々の心で結びつかない。
政治に圧倒的なスピードが必要な今、大連立は起爆剤だった。
だが、2008年度予算はまた、小泉政権前の借金先送り、支持者ご機嫌取り路線に舵を切った。
5大ニュースを選んでいて痛感したのは、相手に敬意を表することの大切さ。
目覚めぬ人のニュースが多いなか、オシム監督の回復は嬉しかった。
戦禍を逃れ、平和の国 日本を率いて世界に挑む。その挑戦が途絶えたのは惜しい。
今からでも遅くないから、もう一度監督に戻してもらいたい。
それでは、皆さんよいお年を!
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