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2007年12月14日 (金)

残業するのは人間だけ

「仕事なんてしてるのは人間だけなんです。アフリカにいくと動物は仕事してないし。キリンは残業とかしてない」
2005年 伊集院静 講演メモより

 残業とは、就業規則に定められた就業時間を超えて仕事をすること。
 労働基準法32条は「会社は従業員に1週40時間、1日8時間を超えて仕事をさせてはならない」と定めている。

 就業規則の「9時5時(=8時間)」を月~金の5日でかけると40時間になる。
 「週40時間」ときいて「冗談じゃない。そんなに楽はしてないよ」という人が多いだろう。

 だがABC(Activity Based Costing)活動で「時間つぶしの仕事」や「自主休憩」をあぶり出してみると、実質労働時間で週40時間を確保するのは意外と難しい。

お昼休み(1日1時間)

トイレ
スケジュールのたて直し
タバコ休憩
3時のお茶
同僚との仕事以外の雑談

携帯に来た私用メールの読み書き
私用電話
インターネットで仕事に関係ないサイトを見る
お昼の早メシ
銀行、郵便局に行く。

 これらをすべて計算に入れた場合、実質労働時間は70%程度。
 週40時間を実質労働するためには、毎日2時間24分。つまり19:24まで残業して初めて「週40時間」なのである。

 それでも日本の会社では、そこまで世知辛くチェックされることはないので、ほとんどの人がこの2時間24分の残業代をゲットしている。

明日につづく



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