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2007年12月17日 (月)

社内SE700万 残業なし

社内SE年収700万残業なし

 最近ミクシィで見かける、このバナー広告につっこんでみたい。

 この700万が年齢、資格、経験、配偶者・扶養家族の有無などの条件により、どう左右するのかについては、ここではつっこまない。

 まず「社内SE」という言葉の意味だが、社内の基幹系・情報系のコンピューターシステムを担当するSEということである。
 クライアント(ここではお金を負担する主体)は社内の部署。折衝をする相手はすべて同じ釜のメシを食う社員である。

 社内SEという言葉は企業の現場にはない。
 社外SEと言う言葉もない。
 そもそも、社内SEは「SE」と呼ばれることすらないし、SEだと思われていない。さらに言えば、ほとんどのサラリーマンはSEという言葉を使わない。

 「SEくらい知ってるよ」
 という人はたくさんいるが、SEとPGの違い。SEが実際にどどこからどこまでの業務の領域を担当するかを説明できる人はほとんどいないはずだ。

 社外SEはソフト開発会社、ベンダーSIerの社員で、よそ様のクライアント(顧客)からお金をいただく仕事をする。

 営業がとってきた契約の客先に常駐、あるいは定期的に訪問して売り込んだコンピューターシステムについてSE業務をおこなう。
 メーカーで言えば「商品開発」「もの作り」をする人に相当する。
 社外SEの仕事の品質が高ければ、顧客が満足する。
 顧客が満足するということは、クレームもないということで、手離れよくその現場を離れられる。
 また、その実績が営業にとってはセールストークとなり、他の顧客開拓につながっていく。

 ゆえに社外SEは高給取りだ。
 上場企業クラス、年齢40歳ならば1000万を下ることはあり得ないし、2000万を超える人が多いだろう。

 では「社内SE700万」はどうなのだろうか。

つづく

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