社内SEの仕事とは?
さて「社内SE」700万という値段だが、上場企業で年齢を40歳とした場合、決して高くはない。妥当な金額だ。
実際の社内SEは、これに残業代を上乗せゲットして暮らしている。
この広告が、"残業なし"と謳えるということは次の4つが考えられる。
1,大規模開発がない。
2,新規開発も少ない。
3,一般消費者を相手にしたミッションクリティカルなシステムの担当ではない。
4,クレームがほとんど発生しないシステムの担当である。
PG=プログラマーはどんなコンピューターシステムであっても、残業の要因がつきまとうが、社内SEで上の4つに当てはまらない場合、残業の必要はない。
この広告は "残業無し" を謳っているわけだから、上記の4つに該当することになる。ではこの場合、社内SEはいったいどんな仕事をするのか。
1,ユーザー要求による、小規模システム改訂についての分析・定義・設計。
2,既存システムで起きたデータ不整合などの調査。
この2つにしても、決して難易度が低いと言うことはない。
ただし、社内SEは楽なのだ。
それは相手が身内だからである。
社外SEでも最近は、どっちが客かわからないような横柄な人が増えたが、半数は超えない。
社内SEには、そんな人が半分はいる。
一見物腰はやわらかくても、言っていることは恫喝なのである。
「それが仕様です」
「事業部さんが、そう作るように言われました」
社外の顧客に言えば喧嘩になるような言葉でも、社内のユーザーは二の句が継げず、自ら折れてしまう人が多い。
そういう楽な仕事で残業なしで700万。
これはかなりお徳だ。
1,今の会社で人間関係がうまくいっていない。
2,年収が500万以下である。
3,コンピューターは難しそうで自信がないが、人当たりの良さには定評がある。
この3条件が揃う人はぜひ応募すると良いと思う。
年収700万ということは夏・冬の賞与が100万ずつとして月給は500万。12で割ると41万。社会保険、税金などを源泉徴収されて手取りは月30万。
住宅ローンを抱えている妻とこども2人の4人家族ならば、豊かでもなく苦しくもなくと言う収入。
ただ、日本のサラリーマンの平均年収は400万円台。それからすれば社内SE700万は十二分においしいと言える。
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