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2007年12月16日 (日)

イニエスタ事件

 「今日プレーできなくても別の日がある。選手は現状を受け入れることを知らなければならない」
 イニエスタはデコへの諫言を、メディアに向けてしゃべった。

 イニエスタはFCバルセロナのカンテラ出身の生え抜き選手。
 身長170cm。身長170cmのシャビ、身長177cmのデコと中盤に並ぶ時、バルサ公式サイトは「ちびっこトリオ」と記述する。

 2002-03シーズン、FCバルセロナトップチームデビュー。
 2005-06シーズンの12月、シャビが故障してから出場機会を得る。
 縦への高速な突破で相手に驚異を与え、エトーロナウジーニョら攻撃陣へのマークを緩めさせる働きをした。

 2006年W杯ドイツ大会にスペイン代表で出場(ユニフォームナンバー13)
 彼をレギュラーとして起用しなかったのは、ジーコが松井を外したのと同じくらいに愚かなことだった。
 2006-07シーズンにレギュラー扱いの選手となり、2007-08シーズンはユニフォームナンバーが24から8に変わり、最も起用されるMFとなっている。

 デコは2006-07シーズン当初の雑誌インタビューで
「イニエスタと組む試合では自分は下がり気味だが、シャビと組む試合は前に出られるのでやりやすい」
とコメントしている。
 また、2007-08シーズン秋の雑誌インタビューでは、カンテラ出身選手のメンタリティがチームの柱となっていると発言したが、イニエスタの名前は挙げなかった。

 1984年5月11日、スペイン生まれのイニエスタ
 1977年8月27日、ブラジル生まれのデコ
 その年齢差7歳。

 いくら生え抜きのレギュラーとはいえ、7つ年下の若者に諫められては、どんな大人でもメンツが立たないというものだ。
 イニエスタ発言はデコファンから見れば、余計な一言だが、イニエスタファンから見れば、チームのために必要な一言だったのかも知れない。

 このイニエスタ事件から学ぶことは、直接言えないようなことは、間接的に言うべきではない。ということである。
 この発言により、デコがバルサのユニフォームで開幕を迎えられるのか?が怪しくなった。
 いつもならば、ネットのニュースに「デコ」の文字を探すのだが、開幕までの2週間は「デコ」の文字がないことを祈りつつ、ニュースサイトを恐る恐る開く日々となった。




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