2つの栄冠
ユーロはW杯から遅れること30年、W杯スウェーデン大会でブラジルが初優勝した2年後の 1960年(昭和35年)に始まった。
第1回は「ヨーロッパ・ネイションズカップ」という名前で開催。
開催国フランス、ソビエト連邦が優勝。
第3回から現在の通称ユーロに変わった。
2000年 第12回
ベルギーとオランダで初めての共同開催。フランスが優勝。
2004年 第13回
ポルトガルで開催
2002年W杯、開催国操作による不運な判定に泣いたあと、2003年1月、ポルトガルはW杯優勝監督ルイス・フェリペ・スコラーリを招聘。そのブラジル人監督の誘いでブラジル人デコは母国ブラジル代表を諦め、ポルトガル代表入り。デコはユーロ2004で国際舞台に登場した。
2004年6月12日
ユーロの開幕戦はA組主催国の試合が組まれる。
ポルトガル1対2ギリシア
後半開始からエースのMFルイコスタに替わりデコがユーロ初出場。同じく後半開始からクリスチアーノ・ロナウドも出場。この時デコ26歳、ロナウド19歳。デコがはロナウドより7.5歳年上だが、国際舞台では同期デビューである。
第2戦以降はルイコスタに替わり、全戦デコがレギュラーでトップ下に入った。
予選リーググループAは、1位ポルトガル、2位ギリシア。
6月19日のブルガリア対デンマーク戦は、ゴール裏が岩肌のスタジアム ブラガ・ムニシパルで開催されている。
決勝はA組から勝ち上がった2チームの対戦となる。
7月4日、決勝 ポルトガル0対1ギリシア
デコはその系譜ににユーロ制覇の一行を書き損ねた。
そして今年2008年 第14回ユーロは2度めの共催。オーストリアとスイスで行われる。
今年31歳を迎えるデコはこれが最後のユーロになるかも知れない。
クラブチームでの栄光は残すところ、CWC制覇のみ。
「優勝請負人」デコが乞われて入ったポルトガルという代表チームで獲得すべき栄光は2つ。
2008ユーロ、2010W杯だ。
だが2007年9月、ポルトガルはまだユーロ本戦出場が危ぶまれる位置にいた。
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