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2008年1月14日 (月)

結婚式の余興

 ある昼下がり 結婚式が行われていた。

 男性が野の花を摘んだ花束を女性に捧げ求婚する。
 女性はイエスならば、そこから一輪を抜き取り、男性の胸ポケットに挿す。
 これをブーケ&ブートニアという。

 それを披露宴で参列者を前に演じてみせるのが、ブーケ&ブートニアセレモニー。
 ちょっといかしていて、心に残る。

 なんて甘い。
 今時、そんなことではお笑い界は許さない。

 「皆さん、欧州にブーケ&ブートニアという習慣があるのをご存じでしょうか。
(説明部分省略)
 今日は皆さんにご提案があります。
 ここで花婿いや、サトウイチロウさんが 改めて、花嫁いや、スズキケイコさんにプロポーズを

 「ちょっと待った」
 少し遅れて
 「ちょっと待った」

 マジ受ける若い世代
 どん引きする新郎の母
 目が点になっている新婦のおばあちゃん。

 二人の間男?の手には、いつの間に用意したのか小ぶりな花束が握られている。

 「司会者も聞かされていない 段取りですが・・」  ととぼける司会

 「さぁいったい花嫁は誰を選ぶのでしょうか。まさか、映画のようなワンシーンに皆さんが立ち会うことになるのでしょうかっ
 ではここでいったんコマーシャルです」

 「うまい!」 ツッコム間男

 「では、ケイコさんいかがでしょうかっ??」

 誰にしようかなぁと、小首をかしげる 演技を入れつつ、やっぱり順当にね・・ と新郎イチロウ君へと歩を進めるケイコさん。

 そして、約束通りイチロウくんの花束から一輪の菊を左手で抜き取って
左隣のタナカ君のポケットに差し込んだ。

 「花嫁っ、プロポーズを受ける相手に渡すんですよ!」
懸命な振りして、フォロウする司会者

 「え、そうなん 説明きいとらんかった」
 ぼける花嫁。
 さっき入れたタナカ君のポケットの花を
 「こっちがええねんけどなぁ」
 と名残惜しそうに抜いて、イチロウ君のポケットへ。

 と見せかけて、イチロウくんの花束からデイジーをどさっと摘んで、ポケットに詰めるだけ詰め込む。

 「まぁ、今日はこれくらいにしといたろ」

 そこの大阪府、独身のあなた。
 やりたくなったでしょ?

 え、ネタがくどくて めんどくさい?

 じゃ、今日はこれくらいにしといたるわ。





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