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2008年2月18日 (月)

東京マラソン2009と関東春マラソン

 第3回、東京マラソン2009は2009年3月22日(日)に開催される。

 輪番制で行けばCXが生中継する予定だが、不透明な要因もある。

 東京マラソンは「東京国際」「東京シティロードレース」を統合して生まれたレース。「東京国際女子」も2008年大会で終了して、2009年からは東京マラソンに収斂される。
 なぜ初めから収斂されていなかったかというと、テレビ朝日の権益のためだ。

 「東京国際」は元々CXとニッテレが輪番で中継していた。
 「東京シティロードレース」はフルマラソンではなく、全国に中継されるレースではなかった。
 「東京国際女子」はテレビ朝日。

 収斂は決まったが、テレビ朝日と朝日新聞社の権益をどうするのかは、今後の課題。
 今朝の朝刊各紙で東京マラソン報道を見れば、各社の思惑がみえてくるかも知れない。

 過去2回は2月開催。それが1か月後ろにずれるということを織り込んだスケジュール予測はこうなる。

2008年
7月、エントリー受付開始(抽選)
8月、エントリー締切
10月、ボランティア募集開始(先着順)
11月、当選者一次・二次発表

2009年
3月15日
(日)湘南国際マラソン 荒川市民マラソン
3月19日-21日 東京マラソンEXPO
3月22日(
)東京マラソン2009開催

 3月20日が春分の日なので、レース翌日に有給休暇をとって休養に充てているランナーにとっては、ちょっとした春のGWになりそうだ。

 素人ランナーにとっては、寒い2月から暖かい3月への移動は好ましい。恐らく一段と素人ランナー人気がアップし、応募者は2008の13万人をさらに超えてくるだろう。

 一方、悩ましいのは「東京マラソン」と一週間違いになる湘南と荒川の主宰者たち。
 かつて、東京マラソンの日程を決める際、東京マラソン事務局は青梅マラソン事務局と話し合いを持っている。
 当初は東京が二月の2週、青梅が3週で青梅が後だったからだ。
 結局青梅を第1週、東京を第3週とすることで決着した。

 青梅マラソンは誰もが「マラソン」だと思っているが、この大会はマラソンではない。30km、10kmの長距離ロードレースだ。
 距離が短いこともあり、2週間空けば、青梅で調整して東京に出ることもできる。それならば青梅の集客に影響が出ない。
 実際に2008の青梅は雪で中止になったものの、充分なランナーを確保していた。

 だが、湘南と荒川は「マラソン」だ。
 2週連続でマラソンレースを走ることは、健康管理上よくない。
 ただ、両主宰者にとって幸いなのは、東京マラソンは2009も10万人の落選者を出すだろうということだ。

 荒川がここ数年、参加者を伸ばしているのも、湘南が第二回で変梃な大会になろうが参加者を集めているのも、東京マラソンが「マラソン人口」を創出したお陰。
 2009は時期が近くなることをこれ幸いに、そのおこぼれを拾えばよい。

 荒川は例年1月20日頃がエントリー締切。東京の二次抽選の結果が出てから申し込める。
 湘南は第一回は10月だったが、第二回は11月下旬に替えた。こちらも東京の結果をにらんで応募できる。

 4月の「かすみがうら」は、2008のエントリーが締め切られていないので、2009の動向を占うのはまだ早い。
 当初は今日2月18日がエントリー締切だったのだが、2月29日までに延長された。

 今年、荒川は6日早く締め切ったというのに、かすみがうらは11日伸ばしたということは、参加者数が伸びていないのだと想像できる。
 きめ細かいアイデア満載、先進のマラソンだけに、いま一つ露出度が低いのが惜しい。


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