受付とナンバーカード
マラソンには「受付」がある。
何をするかというと、ナンバーカードをもらうのである。
ナンバーカードとはマラソンランナーを識別する番号札。
讀賣新聞は東京マラソン記事で「ゼッケン」と書いている。
ゼッケン(zeichen)はドイツ語。
英語にはゼッケンという言葉はない。英語では athlete's number または bib という。
欧州サッカー報道ではユニフォームナンバーという。
マラソンにエントリーすると、大会事務局からパンフレット、協賛メーカーの宣伝チラシ、ナンバーカード引換証が送られてくる。
この引換証を「受付」に持って行き、ナンバーカードを受け取る。
ナンバーカードを付けていないとレースコースは走れないので、受付をせずに出走することはできない。
市民マラソンでは前後に1枚ずつ合計2枚を着ける。
湘南国際マラソン2007では、事務局に事前に問い合わせたところ「前面1枚のみ」という回答だった。
なぜ、こんな問合せをしたかというと、サインをもらったデコ・ユニフォームの背面に安全ピンを刺したくなかったからだ。
だが実際には、ナンバーカードは2枚配布され、全員が何も疑うこともなく前後につけていた。
僕は結局、前面1枚のみを着けて走った。係員から咎められることはなかったが、スタート前はちょっとどきどきした。
湘南国際マラソン2007では、途中関門で制限時間を超えたランナーを識別するために、ナンバーカードとチャンピオンチップを回収していた。
関門で制限時間を超えた場合、完走扱いにはならないが、歩道を走ることを許されている大会がある。つくばマラソン、湘南国際(2007の場合)、かすみがうらなどがそれに当たる。この場合はナンバーカードを外して、歩道に進む。
ナンバーカードは安全ピンで留める。安全ピンはナンバーカードと一緒に付いてくる。「安全ピンが要らない」を謳い文句にしたゼッケンホルダーは実用に耐えなかった。
ナンバーカードの番号は、後に写真業者のウェブサイトで自分を検索するときのキーになる。
受付は荒川市民マラソンのように「前日」「当日」がある大会、東京マラソンのように「前日」までに完了して、当日は行わない大会がある。
当日受付がない東京マラソンでは、会場に必ず二度足を運ばなければならない。
当日受付がある大会でも、実際は前日受付が望ましい。
途中のラップタイムを記録するチャンピオンチップは、靴紐を一旦外して紐に通す。ナンバーカードは安全ピンで服に留める。
前日までに受け取っておけば、前夜ゆっくりと準備ができる。
レースの朝、受付の行列に並ぶのは心が乱れるし、準備もあわただしい。
前日に現地に行けば交通経路の下見にもなり、安心して当日が迎えられる。
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