« 初マラソンの三日前にすること | トップページ | ニッテレ制作/東京マラソン2008 »

2008年2月15日 (金)

受付とナンバーカード

 マラソンには「受付」がある。
 何をするかというと、ナンバーカードをもらうのである。

 ナンバーカードとはマラソンランナーを識別する番号札。
 讀賣新聞は東京マラソン記事で「ゼッケン」と書いている。

 ゼッケン(zeichen)はドイツ語。
 英語にはゼッケンという言葉はない。英語では athlete's number または bib という。
 欧州サッカー報道ではユニフォームナンバーという。

 マラソンにエントリーすると、大会事務局からパンフレット、協賛メーカーの宣伝チラシ、ナンバーカード引換証が送られてくる。
 この引換証を「受付」に持って行き、ナンバーカードを受け取る。

 ナンバーカードを付けていないとレースコースは走れないので、受付をせずに出走することはできない。

 市民マラソンでは前後に1枚ずつ合計2枚を着ける。
 湘南国際マラソン2007では、事務局に事前に問い合わせたところ「前面1枚のみ」という回答だった。
 なぜ、こんな問合せをしたかというと、サインをもらったデコ・ユニフォームの背面に安全ピンを刺したくなかったからだ。
 だが実際には、ナンバーカードは2枚配布され、全員が何も疑うこともなく前後につけていた。
 僕は結局、前面1枚のみを着けて走った。係員から咎められることはなかったが、スタート前はちょっとどきどきした。

 湘南国際マラソン2007では、途中関門で制限時間を超えたランナーを識別するために、ナンバーカードとチャンピオンチップを回収していた。

 関門で制限時間を超えた場合、完走扱いにはならないが、歩道を走ることを許されている大会がある。つくばマラソン、湘南国際(2007の場合)、かすみがうらなどがそれに当たる。この場合はナンバーカードを外して、歩道に進む。

 ナンバーカードは安全ピンで留める。安全ピンはナンバーカードと一緒に付いてくる。「安全ピンが要らない」を謳い文句にしたゼッケンホルダーは実用に耐えなかった。
 ナンバーカードの番号は、後に写真業者のウェブサイトで自分を検索するときのキーになる。

 受付は荒川市民マラソンのように「前日」「当日」がある大会、東京マラソンのように「前日」までに完了して、当日は行わない大会がある。
 当日受付がない東京マラソンでは、会場に必ず二度足を運ばなければならない。

 当日受付がある大会でも、実際は前日受付が望ましい。
 途中のラップタイムを記録するチャンピオンチップは、靴紐を一旦外して紐に通す。ナンバーカードは安全ピンで服に留める。
 前日までに受け取っておけば、前夜ゆっくりと準備ができる。
 レースの朝、受付の行列に並ぶのは心が乱れるし、準備もあわただしい。
 前日に現地に行けば交通経路の下見にもなり、安心して当日が迎えられる。

| |

« 初マラソンの三日前にすること | トップページ | ニッテレ制作/東京マラソン2008 »

しらべるが走る!」カテゴリの記事