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2008年2月20日 (水)

エイドと逆エイド

 5時間を切るようなランナーは元々、エイドでの補給で事足りている。
 エイドはマラソンの給水・給食所。

■一般的なレースでは 5kmから 5km毎に設置されている。
 ど素人!ランナーは、初めのエイドまでの間にも喉が渇く。
 トイレに並び、列に並び、スタートラインまでのロスタイムがある。
 レース前に水をコップ一杯飲んでおいても、初めのエイドまでには小一時間が過ぎている。
 そのため二度目のマラソンでは、処方箋薬局でくれる飲み薬用のプラボトルにスポーツドリンクを入れておき、3km過ぎに飲んだ。
 素人ランナーが、スムーズにレースペースを築くために、これはなかなかいいアイデアだったと思う。

■飲み物は水、スポーツドリンク
■食べ物はバナナ、あんパンが多い。
 バナナはカットしたもの。あんパンも4分の1程度に切って置いてある。

■大会により趣向を凝らした食べ物があり、名物と言われている。
 【 例 】
 荒川市民マラソン 35kmのシャーベット
 東京マラソン 人形焼き

 エイドにはゴミ箱が置いてある。
 給水を終えた紙コップ、バナナの皮はゴミ箱に捨てる。
 ただし、燃えないゴミ、燃えるゴミ、生ゴミの分別まで気を配る必要はない。
 実際にマラソンに参加してみると、路上にコップやゴミを捨てていくアホ・ランナーが大変多い。
 トップアスリートが路上で投げるのを見て、あれがカッコイイ、あるいはランナーの当然の権利とでも思っているのだろう。
 そういうの他人のつまらない様を真似ることを、子どもの頃、親からよく「テレビの見過ぎ」と言われたのを思い出す。

 エイドでは、速いランナーはあまり多くを食べないものだ。

 ただ、大会事務局が飲食物の量を読み間違えた時、速いランナーが飲食物を消化してしまい、遅いランナーには何も残っていないということが多々あった。

 初マラソンだった荒川市民マラソン2006では、後半のエイドではスポーツドリンク(協賛: ZAVAS)が品切れして、スポーツドリンクを示す赤い紙コップにも水が入っていて、がっかりした。
 楽しみにしていた金芽米のおにぎりも跡形もなかった。
 レース翌日の新聞で、おにぎりはランナーだけでなく、沿道の応援者にも振る舞われたという記事を読み「逆エイドかっ」とつっこんだ。

 東京マラソン2007は、さすがに第一回ということで、いくつかの読み間違いがあった。
 レースの名物にしようと人形焼きを 6,000個 焼いた。
 ランナーは25,000人。ただでさえ、数が少ないうえに、2か所に置いた。
 そのため、速いランナーが 2回とも食べてしまい、余計に足りなくなった。
 東京マラソン2008ではこの反省をふまえ、置き場所を 1か所に絞った。

 2007のレース後半、雷門あたりでは、すでにエイドが食料切れを起こしていた。

つづく

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