ナナちゃん人形に会いに行く
名古屋駅そばの百貨店「名鉄セブン」前の歩道にそびえ立つ巨大なマネキン人形。
それがナナちゃん人形。
名古屋には"地元の人は皆知っているが、全国的には誰も知らない"というものとして、セーラー服おじさんとナナちゃん人形がある。
1973年設置。
名前は公募で決定した。
ナナは名鉄百貨店セブン館の「7」からきている。
高さ610センチ。季節により水着、サンタクロースと着せ替えられる。タイアップでスパイダーマンになったりする(2004年7月1日)
ただ、いつもは裸の時が多い。色は真っ白。
セーラー服おじさんと言い、大きいモノ(というより、かさの張るモノ)、変わったものが大好きなナゴヤ人気質を象徴している。
あ、別にセーラー服おじさんが大きいと言っているのではない。
画像を見ようとGoogleイメージで検索すると617件がヒットした。
まるでナナちゃんコスプレホームページだ。
ちなみにセーラー服おじさんは230件。
人気はナナちゃんが上をいくようだ。
セーラー服おじさんは露出度が低いので、それもしかたない。
あ、もちろんセーラー服おじさんに、もっと露出して欲しいと言っているのではない。
かなり異質なスタイリングなので、よその土地から来た人との最初の待ち合わせ場所として好適。
新幹線を降りて「ナナちゃん人形どこですか」と聞くと、答えられないナゴヤ人はいない。
もし、答えられなかったとしたら、それは他県から来てたまたま通りがかった人か、三河の人だ。
愛知県は尾張、名古屋、三河という三つの地域で成り立っている。
愛知を愛知という人は少なく、ほとんどの人が愛知を「名古屋」と呼ぶ。
東北や九州の街で高校生にアンケートをとったら、
「え~っ、名古屋県だと思ってたぁ ちょーうけるんですけどぉ」
という輩が5%は居るだろう。
そして、三河の人は名古屋と一緒にされるのを嫌う。
名古屋オフをやった時、東京、大阪、福岡から集まったメンバーが迷わず来たのに、ただ一人迷ったのは三河人だった。
皆がブーイングすると
「三河は名古屋じゃないですから」
とむっとしていた。
全国のナナちゃんと呼ばれている人と、松嶋菜々子と片瀬那奈、それからセブンイレブンのナナコの担当者には、ぜひ一度ナナちゃんに会いに行くことを勧めたい。
ナナちゃんは、あまりに大きくて記念写真が様にならないのが惜しい。
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