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2008年2月 9日 (土)

RAKUWAネックと5本指靴下

 ファイテンといえば、Qちゃんのスポンサーについている健康用品メーカー。
 昭和58年(1983年)設立 本社京都

 この会社名を有名にしたのはQちゃんだが、その人気を定着させた商品はチタンネックレスの「RAKUWAネック」だ。
RAKUWAネックは、繊維にチタンが塗りこんであるネックレス。
 風呂で湯に浸かるとチタンが流れ出しそうで怖いが、メーカーの説明ではチタンが溶け出すことはないという。


 このネックレスを有名にしたのはNPBの選手たち。
 巨人の選手はつけていないのだが、対戦するチームの選手はなぜ首に縄を巻いて野球をするのだろう?といつも不思議だった。
 当時ヤクルトにいた岩村などは、このネックレスを幾重にも編み込んでいて、まるで数珠を首に巻いているようで、仏教に入信したのかと思った。

 
辻内松坂、多村、一場らが2005年から一斉に使い始め、2006年春のWBCでは一気に普及率が上がった。

 2005年末には「×30」というチタン30倍モデルを発売(当時らくらくSHOP価格2,205円)。×30 阪神金本モデル、松中モデルも発売された(同2,310円)
 チタンが30倍ならば値段も30倍になりそうだが、そこは1.5倍程度。お徳感に煽られて買った人が多いはずだ。

 松中モデルは赤、黄の2種類が発売されていて、松中は赤、黄両方を首から掛けていた。

 2005年6月に
高橋尚子がファイテンと4年契約して、ランナーの間でもチタン・ブームが始まった。

 走った時に起きる足の痛みは、必ずしも足そのものから来ているとは限らない。
 首、肩の血行をよくして疲労を取り除くことで、足の状態をよくする効果がある。
 RAKUWAネックはそういう役割があるのだろうが、その効果は偽薬効果と言える。よいと思えばよいし、よいと思えなければ何にもならない。

 ファイテンのチタン商品はネックレスにとどまらず、ブレスレット、ピンポイントで要所に貼るパワーテープ、ローション、スポーツウェア、靴下、水まで多岐に亘る。

 2週間後に東京マラソンを控える人の中には、ど素人の初マラソンランナーが多いだろう。ここまで来て走り込んでいては足を傷めるリスクがあるし、疲労が残る。

 「金で買ってでも完走」をという人は、道具に頼るとよい。

 いつもマラソンでは、RAKUWAネック2本を首にかけ、足の付け根から足の裏までパワーテープを貼り、チタン入り5本指靴下を履いて走る。

 チタンは入っていなかったとしても、5本指靴下はとても具合がよい。
 足の指が自由に動く感じがするし、マメの防止になる。

 ただ、個体によって出来にばらつきがある。
 1度めのレースで履いたファイテンチタン5本指靴下はとてもよかったが、2度目のレースで履いた同社の製品では、中指に小さい水ぶくれができた。

 履く前に裏返して縫い目の出っ張りがないかをチェック。
 履いて実際に10km程度を走って、指に不具合が起きないかを確かめておくとよいだろう。
 ファイテンの5本指靴下は1足1,200円~1,500円だが、ユニクロに行けば3足980円で売っている。

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