RAKUWAネックと5本指靴下
ファイテンといえば、Qちゃんのスポンサーについている健康用品メーカー。
昭和58年(1983年)設立 本社京都
この会社名を有名にしたのはQちゃんだが、その人気を定着させた商品はチタンネックレスの「RAKUWAネック」だ。
RAKUWAネックは、繊維にチタンが塗りこんであるネックレス。
風呂で湯に浸かるとチタンが流れ出しそうで怖いが、メーカーの説明ではチタンが溶け出すことはないという。
このネックレスを有名にしたのはNPBの選手たち。
巨人の選手はつけていないのだが、対戦するチームの選手はなぜ首に縄を巻いて野球をするのだろう?といつも不思議だった。
当時ヤクルトにいた岩村などは、このネックレスを幾重にも編み込んでいて、まるで数珠を首に巻いているようで、仏教に入信したのかと思った。
辻内、松坂、多村、一場らが2005年から一斉に使い始め、2006年春のWBCでは一気に普及率が上がった。
2005年末には「×30」というチタン30倍モデルを発売(当時らくらくSHOP価格2,205円)。×30 阪神金本モデル、松中モデルも発売された(同2,310円)
チタンが30倍ならば値段も30倍になりそうだが、そこは1.5倍程度。お徳感に煽られて買った人が多いはずだ。
松中モデルは赤、黄の2種類が発売されていて、松中は赤、黄両方を首から掛けていた。
2005年6月に高橋尚子がファイテンと4年契約して、ランナーの間でもチタン・ブームが始まった。
走った時に起きる足の痛みは、必ずしも足そのものから来ているとは限らない。
首、肩の血行をよくして疲労を取り除くことで、足の状態をよくする効果がある。
RAKUWAネックはそういう役割があるのだろうが、その効果は偽薬効果と言える。よいと思えばよいし、よいと思えなければ何にもならない。
ファイテンのチタン商品はネックレスにとどまらず、ブレスレット、ピンポイントで要所に貼るパワーテープ、ローション、スポーツウェア、靴下、水まで多岐に亘る。
2週間後に東京マラソンを控える人の中には、ど素人の初マラソンランナーが多いだろう。ここまで来て走り込んでいては足を傷めるリスクがあるし、疲労が残る。
「金で買ってでも完走」をという人は、道具に頼るとよい。
いつもマラソンでは、RAKUWAネック2本を首にかけ、足の付け根から足の裏までパワーテープを貼り、チタン入り5本指靴下を履いて走る。
チタンは入っていなかったとしても、5本指靴下はとても具合がよい。
足の指が自由に動く感じがするし、マメの防止になる。
ただ、個体によって出来にばらつきがある。
1度めのレースで履いたファイテンチタン5本指靴下はとてもよかったが、2度目のレースで履いた同社の製品では、中指に小さい水ぶくれができた。
履く前に裏返して縫い目の出っ張りがないかをチェック。
履いて実際に10km程度を走って、指に不具合が起きないかを確かめておくとよいだろう。
ファイテンの5本指靴下は1足1,200円~1,500円だが、ユニクロに行けば3足980円で売っている。
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