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2008年3月19日 (水)

7番アイアンっていつ使うの?【 1 】

 【 ゴルフ 】
 ティーグラウンドから、ホールまでの打数が少ないことを競うスポーツ。
 1日でアウト、イン9ホールずつ合計18ホール=1ラウンドを回る。
 ゴルフに没頭して、周囲がみえなくなっている時には1日で27ホールを回ることもある。

 打数基準のことをパーと言う。
 ゴルフ場は18ホール合計パー72で設計される。
 なかには例外があり、パー70、パー73というひねくれたコースもある。

 プロの試合は男子4日間、女子3日間の合計スコアが最少の選手が優勝。
 オフシーズンは12月~ 1月のわずかな間で、ほとんど年中プロの試合が行われている。
 すべてのプロが戦うレギュラー・ツアーとは別に、50歳以上のプロだけが参加できるシニア・ツアーが催される。

 よほどの運動能力のある人でない限り1ラウンド 100を切るスコアを出すには、かなりの練習と実戦を積まなければならない。
 90を切るとそれを維持することに主眼が移り、80を切ってそれを維持するためには、完全にゴルフ中心の生活をしなければならない。

 ゴルフの先輩が教えてくれた格言がある。

「90を切ると友達をなくす、
 80を切ると家族をなくす、
 70を切ると皆戻ってくる」

 最近は勝てなくなったある男子ツアープロの父親が言っていた。
「あいつが子供の頃、サンドウェッジを替えた時は、同じものを15本買った。練習で削れてバランスが変わるから、試合ように新品をとっておくんだ」
 それくらい投資したのだと言いたかったのだろうが、確かツアーで2、3勝したきり、名前を聞かない。

 ゴルフとマラソン、この2つのスポーツには共通点がある。
 それは、歳を取ってからでも始められ、歳をとってもやめなくてよいということ。
 そして、心の安定が問われる。心と体のバランスにおいて、心の占める比率が高いことだ。

 プロ競技の場合、飛距離が落ちるとレギュラー・ツアーでは勝てなくなるが、素人競技ではそこまでシビアな戦いはない。

 打ちっ放しの練習場は、左右の足が平坦になるように設計されている。
 だが、本番のゴルフ・コースを完全に平坦にすることはできない。
 日本において平地は工業と商業の地域であり、そんなところにゴルフ場を作るには莫大な土地代が必要だし、そもそも工事の認可が下りない。

 ゴルフでは、第一打を打つティーグラウンドを除いては、完全に平坦な場所で打つことは滅多にない。
 左足下がり、左足下がり、前足上がり、前足下がり、この組合せはほぼ無限。
 よいスコアを出すには、ゴルフ・コースでプレーした経験の量が問われる。

 ゴルフでは、経験が長い方がスコアがよい。
 体力の衰えを経験がカバーできる。
 年齢と同じスコアでラウンドすることをエイジシュートと言い、72歳を超えた人でこれをライフワークにしている人が散見される。

 エージシュートに興味はないが、もし達成しようと思ったら130歳くらいまで生きなければならない。いや、その頃はさすがに体がへたっているだろうから、200歳くらいか。

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