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2008年4月17日 (木)

ウォーキング

 マラソントレーニングの初期の下地づくりとして、ウォーキングは欠かせない。
 マラソン準備を始めた頃、いきなり走るのはムリだろうと思い、ウォーキングからはいった。
 後にマラソン、ウォーキングの本を読むほどに、それは確信になった。

 瀬古利彦がマラソン選手向けに書いた著書がある。
 この本は、停滞している男子マラソンのレベルアップを目指して、手の内をさらしたもの。
 プロ・アスリート向けではあるが、ど素人ランナーが読んでも学ぶところが多い。
 マラソン関連で読んだ100冊前後の本の中では「賢く走るフルマラソン」と並んで、何度か読み返している。

 その本「マラソンの神髄」に次のように書いている。

 効率のよいきれいなフォームの人は、歩く姿もきれいだ。
 歩くことは足腰を鍛えるとともに、故障を防ぐストレッチ効果、それにウォームアップの意味もあるが、フォームを固めるためには欠かせないものだ。

 瀬古は暇さえあれば、重りの入った靴を履いて歩いていたという。


 歩き始める時期
レースに向けて走り始める1か月前から、歩き始める。
制限時間7時間のマラソン*1 に出場する場合、遅くともレースの4か月前。
 
*1 2月東京マラソン、3月荒川市民マラソン12月ホノルルマラソン

 歩く内容
1日5kmより
トレーニングスケジュールは組まない。気持ちいいはずの運動が憂鬱な難行になってしまう。
 
「4日つづけて歩かない、3日つづけて休まない」
 程度の緩い目安を心にしまっておくとよい。

 歩くフォーム
平行な二本のラインをなぞるよう、歩を進める。足がクロスしないようにする。
 
これができていればマラソンで、まず転倒することはない。走っていて両足がぶつかる時は、ウォーキングでフォームを確認するとよい。
腕を大きく振るパワーウォーキングは街中では恥ずかしい。腕の振りは "いつもより大きめ"程度でよい。

 怪我の予防
歩く前に くるぶし、膝にテーピングする。
 もちろん、どこにも違和感がない時は不要。
 疲れが溜まっていて、膝にどんよりとした感覚がある時は膝を受けるようにU字型にテーピングする。キネシオ(=セラポア)テープ50mm幅を1巻き買っておくとよい。テーピング(伸縮)テープでもよい。テーピング(非伸縮)テープは素人は使わないほうがよい。

 歩く道具
100円ショップで安い万歩計を買う。
 ダイソーでは210円で売っているものがよい。
仕事で履けるウォーキングシューズを買う

 先日、讀賣新聞に女優水野美紀が出ていた。
 デジタル万歩計を知人からプレゼントされて以来、歩くのが楽しみだという。
 どれだけ歩いているのかと思ったら、これまで1日の最高記録は・・8,000歩
「セレブ女優か!」
 思わず、新聞紙につっこんだ。

 交通機関で通勤しているサラリーマンならば、内勤の人でも 1日5,000歩~10,000歩は歩いている。それをトレーニングに活かさないのはもったいない。それには、それに見合う靴が必要だ。

つづく

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