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2008年4月23日 (水)

ゴルフのアイデア集とヒント集

「7番アイアンっていつ使うの?」【 6 】

 ゴルフ上達方法最後の一つは「3,自学自習」
 飛んでいった球筋をみて、フォームのどこが悪かったのかがわからなければ、スコアは伸びない。

 球がスライス(極端に右に曲がっていく)する時は、腕が球の外側から入っている、右膝の送りが早い。
 球がフック(極端に左に曲がっていく)する時は、フェースがかぶっている。
 といった理屈を知っておくとよい。

 その理屈がわかっていても、コース場でフォームを変えるのは至難の業。
 理屈がわかっていないと、さらに悲惨なことになる。

 よく、目標よりも大きく左に向かって打っている人がいる。
 「右に曲がるから、左に打たないと」
 というわけだが、そういう時に限って、球は素直にまっすぐ飛んで、左の林をとらえるもの。

 そんな、みっともないゴルフをしていては、見た目が貧しいし、自分が楽しくない。

 自学自習のポイントは、こうしたフォームだけではない。
 大切なことは、状況に応じたテクニックをたくさん覚えることだ。

 そして、これはとても楽しい。
 なぜならば、他人が何度やっても上手く打てないような難所でも、そのケースでの打ち方を知っていれば十中八九、うまく打てるのである。

 それは、見ている人にはわからない。
 ゴルフ場では、他人のテクニックを「見て盗もう」なんていう殊勝な人はいない。
 わぁ、上手い上手い、ナイスショット!
 たまたま上手く打てたんだな。で終わりである。

 なかなかゴルフ場で人に教える機会はない。
 ゴルファーは、教えられることを嫌うからである。
 ただでさえ、てんぱっているのに、本番の最中におかしな理論をレクチャーされてはたまらないと、皆が思っている。
 だが、こうしたテクニックは習ってすぐ効果が出る。
 それは、練習を重ねてようやく身につくものではなく「アイデア集」「ヒント集」のようなものだからだ。

 こうした「アイデア集」の塊のようなレッスンプロが教えてくれるレッスンラウンド(=習いながら、本番のコースでプレーする)があれば、それこそが最高の上達方法だ。
 ただし、テレビのように何度も同じ場所で打ち直すことはできない。
 もし、お気に入りのレッスンプロが見つかったら、レッスンラウンドをやっていないかを聞くとよい。費用は割高だが、その費用対効果はとても高い。何より、そのラウンドはとても楽しい。

 では、優秀なレッスンプロに巡り会っていない人は、どうやってアイデア集を学ぶのか。
 それは「林 由郎(はやし よしろう)」である。
 はやし よしろう と言っても、山口県の元・衆議院議員ではない(そちらは林 義郎)

 1922年(大正11年)生まれ
 キャディからプロゴルファーとなり、競技者として峠を越えてからは、青木功、ジャンボ尾崎、福島晃子らを指導。
 日本プロゴルフ協会の役員を務めたためか、webで林由郎を検索するとやたらと「日本ゴルフ界の重鎮」という言葉に出くわす。
 林由郎のレッスン風景を映像で見た人ならば、重鎮という言葉がいかに彼に馴染まないかがわかるだろう。

7番アイアンっていつ使うの?もくじ

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