カップヌードルの歴史
カップヌードルを3個買ってきた。
さて、なぜ3個なのでしょう?
考えましたか?
正解は、お昼に3個食べるから。
ではなくて、以下の目的です。
1つ 紙容器に替わったあと、食べ比べる (4月5日現在 紙容器も流通し始めている。 旧、新容器が市場に混在している)
1つ 賞味期限切れの日に、新品と食べ比べる(賞味期限はおよそ5カ月先)
1つ コレクションとして[保存]
カップヌードルは、日清食品が世界で初めて発売したカップ麺。
1958年発売のチキンラーメンの技術を礎に、5年の開発期間を経て1971年に発売した。
発売時1個100円。
麺を傷つけず、出来上がりの時に具が上に乗っていて見栄えばよいという理由で麺が底から2センチほど浮いている。日清はこれを「中間保持」と説明している。
日清が提供する番組「ヤングOH!OH!」では、番組参加者のお土産に手渡されていた。
TVジョッキーの白いギターと並んで、喉から手が出そうなノベルティだった。
初めて番組で「カップヌードル」という名前を聞いた時 「カップルヌード?」とテレビにつっこんだ。当時は子供だったので、このようなオヤジギャグを言う機会に恵まれなかった。
日清は発売当初から、ヌード?とツッコミを入れられるのを危惧して、容器にはヌードルとドが小さく表記されている。
はじめは都市部でしか売っていなくて 「ヤングOH!OH!」を見ている田舎の人々は羨望のまなざしで見ていた。お土産セットは3個1パックになっていたが、1個でいいから譲って欲しいと心から思った。
当時、ヤフオクがあれば 「カップヌードル 即決500円」 でも買っただろう。
やがて全国で売られるようになり、お店で「これが、カップヌードルか・・」と初めて手にした時、とても驚いた。
ラーメンなので、どんよりとした重みなのかと思っていたら、とても軽くて、しかも振ると「からから」と音がしたのだ。
日清は1976年に「UFO」「どん兵衛」を発売、チキンラーメンと並び4大ロングセラーヒット商品となっている。
その後「炒飯」「ドライカレー」をラインナップした商品「カップライス」が出た。これも、おいしかったのに、市場に定着せず消えてしまった。
■カップヌードルの歴史
1971年
9月18日、発売
1972年
2月、発売から5ヶ月後に起きた「浅間山荘事件」で山荘を包囲する方々がカップヌードルを食べている姿がTVで放送され全国に知られることになった。
2007年
4月、エコスタイルカップヌードル発売。オリジナルカップで食べるリフィル(中身だけ)の発売。
2008年
原材料費高騰のため値上げ。セブンイレブン店頭価格は160円となった。
4月、発泡スチロールから紙容器に変更 製造年月日を見ると、3月中旬から紙容器の製品を作り始めたようだ。
発泡スチロール容器は、容器側面に カップ:PS と表記されている。
カップ:紙 が店頭に並び始めており、やがて慣れ親しんだ容器を見ることはなくなる。
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