ローマ字入力が速い理由
ローマ字入力は1つのひらがなを打つのに2つのキーを打つので遅いという人がいる。
だがローマ字入力は、次の理由から選ばれている。
■指の移動距離が短いローマ字入力の方が速い。
50音を打つために使うキーボードは3列 横は最大10列
キー1つが 15mm×15mmのパソコンでは、面積は 6,750平方mm
かな入力だと4列 横に12個を必要とする
面積は 10,800平行mm
かな入力は、ローマ字入力よりも 1.6倍の面積を指が移動することになる。
ローマ字入力は、キーを打つ回数が2倍
かな入力は、指の移動範囲が1.6倍
この概念ならば、かな入力が速いことになる。
ただこれはことばのトリックであり、現実にはそうはいかない。
実際の速さは「キー間時間」という概念で捉える必要がある。
一つのキーを打ち、次のキーを打つまでの「キー間時間」
100分の1秒を計測できる装置がないので、実数はかけないが、
かな入力のキー間時間は、面積から按分して、ローマ字入力よりも1.6倍 かかるはず。
あいしてる
と5文字打つだけならば、キーを打つ回数が半分で済む かな入力が速い。
だが、文字数が増えるに連れて、速さが逆転する。
それだけではない。
パソコンで打つのは漢字かな混じり文だけではない。
インターネットのURL、メールアドレスは半角英字だ。
ローマ字入力ならば、"もと"と打った後に[F10]キーを押せば "moto"に変換される。
かな入力では、英字を打つ度に英数に切り替える時間がかかる。
また、ノートパソコンではキーボード最上段の数字を打つ時にも、切り替えなければならない。
しらべるのブラインドタッチがタダでできるようになる方法を読めば、1週間でブラインドタッチができる。
かな入力に慣れている人も、ローマ字入力に 1週間で転向できるのである。
とらすいみにとにかいもら(→それにしても)
脳で指示した文字と違う文字が画面に出た、あの不快感はたまらない。
「日本中のパソコンをかな変換に変えてしまうウィルス」
が開発されたら、とても困る。
ローマ字入力とかな入力の切り替え方法
【 Windowsパソコン 】
[Ctrl]キーを先に押しながら [Caps Lock]キーを押す
この操作をする毎に、切り替わる。
【 以前のNEC、98仕様のパソコン 】
「かな」キーを押すだけ
共用パソコンでは他の誰かが切り替えてしまうと、どうしていいかわからない人が多い。
切り換え方法を名刺サイズのカードに書き、キーボードに貼っておいてあげるとよい。
この注意書きが貼ってある公共の施設は交換がもてる。
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