花見ラン
時期は3月下旬~4月初旬
楽しみにしていた「花見ラン」
おきまりのコースを走るのはつまらない。
いつもは、町並みを眺めるLSDだが、この週はちょっと違う。
学校のそば、公園、桜の名所、川沿いの土手、桜がありそうな場所を探検しながら走る。
住宅街のなかに突然、桜並木が現れれば、そこは学校だとわかる。
入学式が行われる次の週末まで、桜は待ってくれるだろうか。
桜があるところには、ブルーシートのお花見の人が集まる。
20人ほどの大所帯が座れるシートもあれば、ベビーカーを傍らに置き、家族3人花見デビューの小振りなシートも、ちょこんと隙間を埋めている。
花見の人が集まる所には露店が出る。
たこ焼き、フライドチキン、イカ焼き、お好み焼き
メニューとチラシを手にした宅配ピザ屋の店員も巡回している。
レースのように「がんばれ」と応援してくれる人はいない。
私設エイドでたこ焼きをくれる人もいないが、人々が花の元に集い、心から喜んでいる空気に触れると、疲れは吹き飛び、とても幸せな気持ちになる。
東京マラソン、荒川市民マラソンでは、花見ランは味わえない。
花見の前に大会が終わってしまうからだ。
4月開催のかすみがうらマラソンは、残り2週~3週のところで桜の満開時期となり、花見ランを楽しめる。
満開の桜が突如、葉桜に変わる頃には、練習量を落とし、本番にピークをもっていくために知恵を総動員する。
桜の開花予想が、日々の天気予報で報道される国は、世界中で日本だけだろう。
走り終えて、ブルーシートに座る側にいるか、走りの途上にいて、土手を走り抜ける側にいるか、どちらにいたとしても、桜を愛でる国に生まれたことが嬉しい。
→花見の準備
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