ライブアルバムは好きですか?
ライブアルバムは好きではない。
ライブとは生きていること。
コンサート(またはライブ)会場において、目の前で演奏されるのがライブ。
生きているものを録音したものは、ライブではなくレコード(記録)
それを言うならば、ライブアルバムではなく、デッドアルバムだ。
オリジナルアルバム(オリジナル曲をスタジオで録音し、編集する音楽群)とライブアルバムのどちらが好きだろうと考えてみる。
オーディオセットや携帯音楽プレーヤーから流れて来る音楽であれば、断然、オリジナルアルバムを好む。
ライブアルバムは余録だ。
大好きな音楽家がライブアルバムを発売する。
一挙手一投足を見逃したくないアイドルだから、聴かないわけにはいかない。
初めて聞いたライブアルバムは「陽水ライブ戻り道」だった。
テレビに出ない陽水が、日頃どんなふうに喋るのかが聞けて嬉しかった。
だが、大人になって、自分のお金でライブに行くようになると、そういった興味は解消されている。
初めて聞いた洋楽のライブアルバムは「クィーンライブキラーズ」だった。
「100m先から聴いてもわかる」と言われた、オーバープロデュースなオリジナルアルバムで有名なクィーン。
ライブではいったい、どこまでレコードに近い演奏をするのかに興味があった。
それも、一度聴けば十分だった。
長く活動を続けているアーティストが、2枚目のライブアルバムを出すことがある。
だが、2枚目のアルバムには、もう期待感が残っていない。
オリジナルアルバムを出さず、ライブアルバムを2作つづけて出すアーティストはいない。
もし、そんなことが起きたら
「もう曲が書けないのだろうか?」
「レコード会社と何かトラブルがあったのではないか?」
支持しているファンの中に、こんな疑問符が浮かぶ。
ライブアルバムだけを出し続けるアーティストというのは成立しない。
過去に買ったライブアルバムがいくつか、CDラックに入っている。
だが、それをパソコン、ウォークマン、カーナビに録音して聴きたいとは思わない。
かつて、ジェフ・ベックのライブ・ワイヤーが名盤と言われた。
ギター演奏家である彼の音楽の特徴、選曲がベストであることが、名盤と言われたゆえんだろう。
アイドルの音楽家、ベストの名演奏、ベストの選曲
2枚組ではなく1枚もの。
そういうライブアルバムならば、聴いてみたい。
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