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2008年7月30日 (水)

かな漢字変換ができない

 ある日、突然、何もしていないのに、かな漢字辞書(ATOK)の変換がおかしくなった。

 「突然」「何もしていないのに」
 はコンピューターシステムユーザーの2大常套句。
 自分は何も悪くないのに・・ 何も設定を変えていないのに・・ 「他人のせいで、自分が不便になった」 という被害者立場を明らかにする時に使う前置きだ。

 元々、ソフトにバグがあったのではないか?
 Windows update によって、何らかの障害が起きたのかも知れない。
 たちの悪いウィルスに感染したのではないか?

 ユーザーはまず、こうした「他人のせい」を疑う。
 思いこみの激しい人は、ここですぐ、メーカーや情報システム部に殴り込んでしまう。

 だが、こういう時、大概の原因は自分のパソコンの中にある。
 反政府活動をしていたり、その告発を密かに計画していたりしない限り、悪意のある第三者が自分のコンピューターを狙い打ちにすることはない。そういうのを日本では古(いにしえ)から「テレビの見過ぎ」という。

 何か設定を変えたのかも知れない。
 経年使用による不具合の要因はないか?
 パソコンの性能に問題が出てはいないか?
 冷静な人間は、自分のパソコンを疑うことから始めるものだ。


 さて、かな漢字変換の不具合調査が始まった。

 まずは、発生している環境を書き留める。
発生するソフト:秀丸、メモ帳、IE7(あらゆるかな漢字変換)

 つづいて、再現性。どのような時に必ず起きるかという現象を書き留める。
現象
 ソフトを起動して、最初のうちは問題なく変換できる。
 文章を書いていると、途中で変換できなくなる。

【 例 】
エクセルソフトは時々、開かなくなることがあります。
[変換キー]押下 
そうなると、もうお手上げです。
[変換キー]押下 
ファイルのないようを 
← ここで表示が遅くなり、変換キーを押下しても、変換候補が現れない。


 つづいて解決への道のりが始まる。

【 0 】まず最初に ATOK20U1.DIC のコピーをとる(=バックアップを取る)

【 1 】ATOKを再インストール。
  ↓
急がば回れ。最後の手段と言われている再インストールを最初にやってみたが、解決せず。

【 2 】冷たいタオルを敷いてパソコンを冷やす。
  ↓
調子が悪くなり始めたのが、暑くなってからだったので、熱を疑った。解決せず

【 3 】ジャストシステムのウェブサイトからATOK2007のアップデートモジュール(2007/3/29公開のもの)をダウンロードしてインストール。
  ↓
メーカーがずいぶん前に公開しているアップデートツールがあった。しかし、解決せず。

【 4 】パソコンの設定を2点変更
4-1 デスクトップを右クリック>画面のプロパティ>「設定」タブ>「画面の色」32bit→16bitに変更
4-2 コントロールパネル>キーボード>速度のタブ>文字の入力 表示までの待ち時間を短く(一番右)側にする。
  ↓
パソコンのパフォーマンスを下げると、うまくいくことがあるが、ここでは解決せず。

【 5 】辞書のプロパティを起動。「辞書・学習」タブ>標準辞書にチェックを入れて>詳細設定>ユーザー辞書のクリア(5,の作業の前に、バックアップをとったことをもう一度確認する)
  ↓
ここからは、ATOK固有の設定に踏み込んでいく。解決せず。

【 6 】ユーザー辞書(ATOK20U1.DIC)を整理
 ATOKの登録単語を一斉に変更する手順でファイルサイズの減量を図る。
   ↓
 5,700KBあったユーザー辞書が、2,700KBになった。
  ↓
そして、10日経過したが、障害は起きていない。

 ATOKのバージョンアップに伴い、何代も辞書を引き継いだこと。ATOKの登録単語を一斉に変更する手順に難点があって、辞書内容が膨らんでいたのが原因だった。

 侵略者の陰謀だと騒がなくてよかった。

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