最終ランナー 行方不明!
集合の12:30より10分前に着くと、既に14人が集まっていた。
「走る男ご一行」様といった旗が立っているわけではないが、30度を超える暑い日に、ランニングウェアの男が14人も いれば、これは違うと思う方が難しい。
「もしかして、走る男ですか?」
尋ねるとみんなが、にこにこと笑って
「そうです」「こんちは!」
次々に声をかけてくれた。
これには、驚いた。
たいがいネットのオフというのは、はじめのうちは皆手探りで 反応が薄いもの。
しかも今日は、互いに初対面。
コミュニティみたいに、前もって会話してもいない。
(これはオフじゃないけど)
森脇さんを囲む人たちには、この時点で既に「いい人モード」が共有されていた。
僕も出遅れぬよう「こんちはっ」と快活そうな声を出す。
つづいて現れたのは、CW-Xに身を包んだいかにもアスリートな女性。
午前の部は二人、午後の部は紅一点の「走る女」
いきなり、準備運動を始めた。
僕はこの4ヶ月走っていないのは当然として、アキレス腱伸ばしすら1回もやっていない。
「走る女」は準備運動を終えると、ハイドレーションパックに水を詰め始めた。走りながらチューブで給水できるウルトラやトレイルの装備だ。「ここまでは要らないとは思うんですけどね」と言いつつ、 気合いが入りまくっている。
そこに「てっちゃんです~」と男性が現れる。
皆が「おぉ」と歓声をあげる。
見るからに芸人さんみたいなので、とりあえず、僕もあげる。
だけど、誰だかわからない。
そばにいた人に「すみません、誰ですか?」
と聞くと栃木の回の放送で伴走を した方らしい。
「走る男」は10局のオンエアタイミングがまちまち。僕が見ているテレビ神奈川では「栃木の回」は代走した当日夜の放送だった。
そのてっちゃんが言う。
「進行が遅れていて30分押しているので、今、飲み物もってきます」
これで、僕はてっきりテレビ局の人だと思いこんだ。
やがて、いかにも放送局の人という感じの女性が飲み物を抱えてきた。この人もスタッフだろうと思ったら、栃木のいちご農家の娘さんだった。
(その夜の放送を見てわかった)
いただいた飲み物を飲み、近くにいた人と歓談していると、バスと共にランナーが現れた。
午前の部のランナーが国際展示場駅に姿をみせた・・
と思ったら、スタッフのバスと、そこらをジョギングしていた おじさんだった。
バスを降りたスタッフが「アンカーのランナーがいない!」と言っている。
そう。「走る男」には中継車がつくわけではないので、たすきをかけたランナーが迷って、行方不明になってしまったのだ。
バスから降りてきた午前の部の21人、午後の部の22人で「手分けして辺りを捜そう」としたら、皆の背後から最終ランナーが登場。
42人とスタッフが、列をつくりハイタッチで迎える。
これで代走「午前の部」が終了した。
つづきは、こちらからご覧ください
→森脇健児さんに代わり、ファンが走った日 代走「走る男」もくじ
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