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2008年8月15日 (金)

品川出発

N700系で行く品川博多の旅【 5 】

 いよいよ旅、当日
 のぞみ99号発車の20分前に品川駅新幹線コンコースに到着。
 5:40と朝早い時間なのに、ぱらぱらと人が出ている。

 品川駅は「ホームには売店はありません」
という看板が出ているので、コンコースの売店でお茶を買おうと思っていたが、店員さんが一生懸命、スポーツ新聞の梱包をほどいている。
「開店は5時50分です」というので、諦めてホームに降りる。

 乗車する12号車から1号車までは遠いので、16号車(最後尾)の位置へ。
 運転席に回り込み、写真を1枚。そして編成を確認するためだ。

 編成番号は自動車でいうナンバープレート。鉄道ファンの必須チェックポイントらしい。
 一般的にいえば、同じN700系ならばどれもおなじだろうと思う。
 だが、同じ車種でも、改良が加えられている。自動車でいうマイナーチェンジだ。
 個々の車両は製造年月により外観、性能が微妙に違う。その違いを知り、目で見て、体感するのが「通」の楽しみなのだ。

 5時50分、けたたましい電子音のベルが鳴り響くなか、のぞみ99号が入線してきた。
 のろい
 実にのろのろとホームを滑っていく。
 きしきしと線路がなる。始発駅ならではの前奏曲を奏でていく。

 運転席に記されたこれから記号は「Z16」
 この記号がどのような系譜を持つのかを知らない。
 だが、一応鉄道ファンらしく、編成確認から入ってみた。

 車内販売で買おうと思っていたが、ホームにあった自販機でお茶を確保。
 150円 それほど割高ではない。
 結局、焼売どころではなかった。
 のぞみ99号と焼売は無縁と言うことだ。

 6:00 無事出発
 博多まで4時間45分の旅が始まる。ガーミンフォアアスリート(GPS)を時計スタンドに立てて窓辺に置き、スタートボタンを押す。飛行機ならば「電子機器の使用はお控えください」と言われるところだが、新幹線では電子機器の制限はない。
 乗り心地は、特に変わった印象はない。
 座席は両窓際のA,E席だけが埋まっている。

6:05 GPSが衛星を捕まえて距離表示がスタートしていた。

6:11 新横浜 14.6km
 横浜からの乗客でC,D列が埋まり始めたが、僕の隣のD列は空席。これで名古屋まではゆったりと過ごせる。

6:23 初めての車内販売ワゴンがやってきた。
 今日の課題、弁当2つ、コーヒー、アイスのうちまずコーヒーを確保。
 300円
 おいしい
 以前はポットのなかで煮詰まったようなコーヒーの時があった。口に広がる苦みが心地よい。
 後の祭りだが、このコーヒーと同時にアイスを買えば、より楽しめたと思う。 窓の外は曇っている。

6:26 長いトンネルを走行中、車内が揺れて窓辺に置いたフォアアスリートが落ちてきた。

6:46 126km 「静岡駅を通過」のテロップが流れる。
 なに?静岡?ということは、富士山を見逃してしまった。
 窓の外を見やると曇り。いずれにせよ富士山は見えなかっただろう。

 それにしても窓が汚い。
 前日に雨でも降ったのか。水垢がまんべんなく視界を遮っている。
 外に出て、窓を拭きたくなった。

不定期で続く



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