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2008年8月18日 (月)

老人医療負担はこれで問題ではなくなった

 40代、50代に運動をしておけば、寝たきりになるリスクが減る。
 それならば、費用がかからず、じょうず下手の技術を問わないスポーツをすればいい。
 有酸素運動のマラソンは、体脂肪、コレステロール値を下げ、血管を強くする。生活習慣病のリスクも低くなる。
 健康保険は本人負担が五割となり、保険負担と本人負担が同額というところまできた。この40年、政府は国の負担を減らすことを軸に考えてきた。

 僕は国の負担を減らすのではなく、病人を減らすことにした。

 「マラソン大会法」はすべての地方自治体に、一年に一回以上のマラソン大会の開催を求めている。
 コースの25%以上が通っていれば、その自治体の開催(共催)と認定。
 競技はマラソンと10km以上のセカンドレースの二つを行う。

 それまでは、ちびっ子の大会でもマラソンと呼んでいて、42.195キロの競技は「フルマラソン」ということばを別に与えていた。これは日本だけのことなので「日本国用語集」にはこう定義した。

 マラソン 公道を42.195km走る陸上競技。

 国民は一年に一回以上レースに出場する。完走できなくてもよい。出場しないとマイナス一万ポイント。例外はない。

 三年に一度、住民票のある地域主催のレースを走れば、あとの年はホノルルでもバルセロナでも世界のどこで走っても構わない。
 それから、三年に一回以上は出場に替えて、地元大会スタッフとしてボランティアをしてもらう。

 年一ランナーで目先を変えたい人は、地元出場、地元ボランティア、他地区出場のローテーションとなる。

 不自由な世界では例外をつくる。
 医師の診断書を出せば出場免除だと。

 超管理社会では罰則をつくる。
 一万円の罰金だ、保険証取り上げだと。

 僕のつくる社会には、そこに緩やかさがある。
 日本ポイント制度の存在がそれに寄与している。やはりポイントはポイントだった。

 施行後の四年で、病人だけでなく太った人が減り、日本人は皆明るく、若く、スタイルがよくなった。
 洋服・外食・娯楽と内需は拡大したが、病院に払っていたお金を回しただけなので、誰の懐も痛んでいない。

 病院は本当に手当を必要とする人々の手に戻っている。



「独裁者」もくじ

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