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2008年8月27日 (水)

森脇健児の熱いファン、寒いファン?

代走「走る男」は一人あたり、1.5kmを走り、
たすきをつないでいく。

放送で、代走「走る男」が
たすきをリレーするシーンの傍らに映っていた
グレーのマイクロバスに、待機中「走る男」
たちが乗っている。

午後の部が始まり、1時間を過ぎた頃
バスの中では、有志の音頭取りで、自己紹介
が始まっていた。

番組を見始めたきっかけ
自身の走歴
きょう参加した理由
そして、森脇健児さんへの思い

森脇さんには、息の長いファンがついている。
ずっと彼を応援してきた人の語りは熱い。
僕には、森脇さんへの熱い思いがない。

僕らはよく
「浦和レッズのファンは"熱い"」
といった言い回しを使う。

思い入れが深く、レアな情報までくまなく
チェックしている。
ただし、ファンだからと言って、無条件に
礼賛するわけではなく、一家言ある。
"熱い"ファン像とはそういうもの。

しかし、冷えたファン、寒いファンというのが、
いるかというと、それは違う。

ファンという概念に
熱い、寒い
長い、短い
そうした格差を冠するのは、なじまない。

ファンはファン
ここでいえば、森脇健児というキーワードで
出会った仲間。家族のようなもの。
その家族のなかで、差別化を図ろうとする
意図には賛成できない。

得てしてメディアはそのような構図を仕組む。
僕はそれには乗らない。
あるいは、見て見ぬふりをする。

午後の部が出発する前、番組スタッフより
森脇さんが、今日のゴール地点に駆けつける
ために新幹線に乗ったと知らされた。

会えることはもちろん嬉しいが、今日こうして
代走に参加できただけで十分であり、その
知らせにも特別な感慨はなかった。

不定期で続く

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