受け取れ星人 現る!
「はい、motoさん、回覧」
目の前から書類を渡す人がいる。
会社の席は、前の人と向かい合って座っている。
二人の間には間仕切りがあり、それは、辛うじて目線が合う程度の高さに設定されている。
そして今、間仕切りの向こうから、ぬっと手が出てきた。中空に回覧板が浮いている。
「受け取れ」星人だ
手を出して、キャッチしなければ、相手はいつまでも、回覧板を差し出していなければ
ならない。
いったい何様なのだろうか。
これは大震災の炊き出しのおにぎりではないし、お正月のお年玉でもない。
必ずしも、手渡しが礼儀ではない。
仕事中、両手はキーボードの上に置かれている。
その仕事の手を止めて、手を出すことを相手は求めている。
「仕事を中断して、これを受け取れ」
ということになる。
思考が中断されて、効率が落ちることもさることながら、そもそも感じが悪い。
僕が書類を渡す時は、席を立ち相手の横まで行く。そして、
「鈴木さん 回覧、ここに置きます」
と小声で言う。
「受け取れ」星人は、がさつだ。
机の引き出しを大きな音を立てて閉める。
「受け取れ」星人は、品がない。
会社の机で「しゅひ、しゅひ」と大きな音を立ててコンビニ弁当を食べる。
でも「受け取れ」星人は、根は悪い人ではない。
しかし、反省は知らない。
だから、いつまでもがさつで下品なままだ。
あなたの会社にも一人くらい「受け取れ星人」がいるだろう。
その人に教えてあげよう。
「あなたのことが、ブログに書いてありましたよ」
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