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2008年8月13日 (水)

代走「走る男」たち、出発

午前の部は新船橋~お台場の国際展示場まで。
その21人に何やら紙が配られている。
紙は夕方のゴール地点、横浜みなとみらいの地図。
ここで一旦解散して、夕方に自力で集合して
もらうらしい。

午後の部の僕らはゆっくり起きて、お昼に
やってきた。だが、午前の人は、朝早く集まり
お昼に一旦解散。そしてまた、夕方に自力集合。
まる一日仕事で大変だったと思う。

初めにまず、テレビ局のスタッフ、ランニング
マガジン「クリール」編集部の方からのブリ
ーフィングを聞く。
「今日はごらんの通り、走るには適さない天候
です。決して無理をしないでください」

確かに暑い。まさに炎天下。ほとんどの地面が
舗装されている東京は、熱の逃げ場がない。

テレビで見慣れている「走る男」のフラッグが
登場する。森脇さんがその日の走りを止める
場所にそっと置くフラッグのオブジェ。
これは皆が一度はさわってみたい。
「はい、どうぞ」たちまちリレーが始まる。
W杯のワールドカップ、CLのビッグイアーよろしく
すべての「走る男」の手をフラッグが渡り歩く。
カメラで写真を撮る者あり、材質を確かめる
者あり、さすがに口づけをする人はいなかった。

午後の部最初の二人は、午前の部から回って
きた方。午前は距離が不足して、二人の「走る男」
に出番が回ってこなかった。

拍手で送り出したスターターを、ハンディカム
片手にディレクター OさんがMTBで追う。
Oさんは今日の全行程55kmをMTBで走る。
この炎天下、ただ走るだけでもきついのに、
ハンディカムで絵を押さえ「走る男」に話し
かけなければならない。
いったい、どういう体力をしているのだろうか・・

出番待ちの「走る男」を乗せたマイクロバスも
第一走者の後から少し遅れて、お台場を出発。
そこでガーミンフォアアスリートの start
ボタンを押した。

この時一人を除いて、ランナーの関心事は
「いったい自分は何km走らせてもらえるのか?」
ゴールの横浜まではおよそ30kmだという。
そして今バスに乗っているのが22人。
単純に計算すれば一人あたり1km~1.5km
日頃から走り込んでいる「走る男」たちに
とってみれば、あまりに短い。お日様は南の
空から照りつけているものの、まさに朝飯前
の距離である。

「二人伴走という形で2倍走らせて欲しい」
現にこんな希望が出発前に「走る男」から
出ていた。

お台場の中で、二番手のランナーに交代。
ようやく「走る男」たちの脳内で、段取りが
理解され始めていた頃、眼前にレインボウ
ブリッジが迫ってきた。



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