もりわきけんじ?あぁオリンピック選手ね
「走る男」というテレビ番組を、知人に説明する時のトークはこうだ。
「タレントの森脇健児が、北海道から沖縄まで、1年かけて走っているんだけど、それを放送する30分番組。でもまだ10局しかネットしていなくて、西は神戸までだから、あまり知られていないけどね・・ 」
するといつも、このような会話になる。
知人「えっ、今も ずっと走ってるの?」
moto「いや、走っては、いったん自宅がある京都に帰って、また戻ってきて続きを走るんだ」
知人「神戸から西に行ったら、放送してないから、誰もわからないんじゃないの?」
moto「するどい指摘だね」
知人「もりわきけんじ? あぁ、あのオリンピック選手ね」
moto「いや、それは森末慎二」
実は僕も同じ勘違いをしていた。
番組を見始めの頃は
「オリンピック選手の森脇健児が・・」
とやっていた。
「代走!走る男」のバスには栃木県の巻で登場した方がいたが、その回の放送は、テレビ神奈川では、代走日の夜に放送されたため、僕は知らなかった。
「走る男」ウェブサイトで有名らしい方もいたが、ウェブサイトはあまり見ていなかったので、そちらも知らなかった。
「濃いファン」という言い方があるが、この日までの自分は、その逆をいく「薄いファン」だったのだ。
だが、そんな自分にもできることがある。
それは
「いってらっしゃい」
「おかえりなさい」
と元気よく声をかけて、代走仲間を送り出し、出迎えること。
このバスの旅が終わるまで、できるだけ大きな声を出し続けた。
自己紹介は、代走順の名簿に沿ってリレーされている。
終わりがけ、ようやく僕の順番が回ってきた。
「団体行動が苦手なのですが、今日は思い切って参加してみました」
ずっと、そう言おうと考えていた。
だが、このバスの雰囲気に、そういう斜に構えたコトバが似合わない。
とっさに口をついて出た言葉は、全然、考えていない原稿だった。
「森脇さんが近くにきたら、伴走したいと思っていましたが、今日は代走ができてよかったです」
絵に描いたような無難なコメントだ。
いい人の輪にいると、人は「いい人モード」に入るのである。
先に「駅伝」を終えてきた、件の素人「走る男」がバスに帰ってきた。
→つづきは、こちらからご覧ください
森脇健児さんに代わり、ファンが走った日 代走「走る男」もくじ
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