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2008年9月10日 (水)

炎のたすきリレー

いよいよ順番が回ってきた。

バスは補助席までつかう満席。
補助席をたたんで、通路を開けてもらい、狭い
通路を低い姿勢で進む。

「じゃ、行ってきます」
代走「走る男」(+走る女)
に手を振ってバスを降りる。

国道脇の歩道に立つと、ランナーはまず、
最初に短いインタビューを受ける。
放送では、この部分が使われていた。

インタビュアーがカメラを回している場合、
視線はその人に向けると、話しやすい。
人と話しているのに、カメラに視線を送ると
話の内容と、表情がよそ行きになってしまう。

つづいて、スタッフの女性が携帯カメラで撮影

このカメラが、やたらと 近い・・
ランナーは皆、「あれは近すぎるよな」と
こぼしていた。

相手はずいぶん年下で、女性と言うよりは
女の子。
実生活において、女の子から、こんな距離で
「写真、撮らせて」
と言われたことはない。

老眼で近くの本にピントが合わないような
感じで、思わず、目が泳ぐ。

写真を撮り終えると、前走のアスリート系
「走る男」がやってきた。

いざ、ここに立ってみると、おちゃらけな気分
はどこかへいき、体育会系モード。
リードをとるのは、不謹慎な気がしてやめた。

たすきを受け取る。
「がんばって」
アスリート系「走る男」が声をかけてくれる。

なんと答えたかも覚えていない。
ただ、たすきを受け取り、肩からかけると
箱根駅伝で前の大学を獲物のように追う
ランナーとなって、一気にスパートした。

完全に舞い上がっていた・・・

不定期でつづく


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