第12回荒川市民マラソン2009 締切予想
荒川市民マラソン2009のエントリー受付が10月に入って始まっている。
荒川市民マラソンは荒川河川敷のジョギング、サイクリングコース(日本陸連公認コース)で行われる市民マラソン。
板橋レクスタンドを出発して、荒川沿いに南東に走り、荒川大橋で折り返して北西に走って板橋レクスタンドに戻る1ウェイ折り返し。
復路は例年、強い向かい風に見舞われる。
僕が出場した2006年大会は近所を走る武蔵野線が止まる(JRは風速25m以上で運転を見合わせる)ほどの強風が復路21kmの行く手を阻んだ。
2007年に東京マラソンが始まる9年前の1998年に始まり、2009年は第12回を数える。
クルマが走る道路ではないため、制限時間は7時間。
今でこそ東京マラソンが7時間で、ど素人ランナーの受け皿となっているが、マラソンブームのはるか前から、その受け皿となっていた人気のある大会だ。
2009から東京マラソンが2月から3月に引っ越してきたため、15日荒川、22日東京と2週つづけて都内で市民マラソンが開催されることになった。
荒川といっても地方の人にはなじみがない。
あぁ、そういう名前の川があるんだなというくらいだ。
1級河川・荒川は、元はといえば川ではない。
元々は隅田川。
その隅田川の川幅が狭く、よく氾濫したために、放水路が開削された。
赤水門から海までの放水路が完成して、水が流されたのが1924年。
周囲は東京都の住宅街となっていて、川沿いにはジョギングコースを始め、スポーツ施設や緑地が整備されている。
そんな地元市民憩いの場所を年に一度、よそ者のランナーが大挙押しかけて、賑やかすのが荒川市民マラソン。
ゆえに、ランナーは「お邪魔します。よろしくお願いします」の心を持って臨むとよい。
一足早くエントリーを締め切った東京マラソンは23万人の応募者を集めた。抽選結果は11月中旬に発表されて、20万人が路頭に迷う。
じゃなくて、走るレースに迷う。
その受け皿の第一候補が荒川市民マラソン。
例年、荒川市民マラソンのエントリーは先着順で、1月末頃に締め切っていた。
ところが、2008年の第11回大会は初めて、応募者が締め切り前に定員を超えたために、早期に募集を打ち切った。
「締め切りまでに申し込めばいいよ」
とゆっくり構えていたランナーの中には、結局、走れなかった人がいた。
11月中旬に20万人に落選メールが届く。
荒川市民マラソンの枠は1万5,000人。
もしかすると、落選メールをみたその足で(手で)申し込まなければ、荒川市民マラソンも走れないということになるかも知れない。
荒川市民マラソンの参加費は、2008年大会の5,000円から千円アップして6,000円。
原油の高騰で記念品のTシャツ代が上がったのか、警備員を2割増員するのか知れないが、この際、少々値上げしても大丈夫。
関東の7時間レースは荒川と東京だけ。背に腹は変えられないど素人ランナーは、もう少しふっかけてもきっと払うことだろう。
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)