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2008年10月15日 (水)

第12回荒川市民マラソン2009 締切予想

 荒川市民マラソン2009のエントリー受付が10月に入って始まっている。

 荒川市民マラソンは荒川河川敷のジョギング、サイクリングコース(日本陸連公認コース)で行われる市民マラソン。

 板橋レクスタンドを出発して、荒川沿いに南東に走り、荒川大橋で折り返して北西に走って板橋レクスタンドに戻る1ウェイ折り返し。

 復路は例年、強い向かい風に見舞われる。
 僕が出場した2006年大会は近所を走る武蔵野線が止まる(JRは風速25m以上で運転を見合わせる)ほどの強風が復路21kmの行く手を阻んだ。

 2007年に東京マラソンが始まる9年前の1998年に始まり、2009年は第12回を数える。
 クルマが走る道路ではないため、制限時間は7時間。
 今でこそ東京マラソンが7時間で、ど素人ランナーの受け皿となっているが、マラソンブームのはるか前から、その受け皿となっていた人気のある大会だ。

 2009から東京マラソンが2月から3月に引っ越してきたため、15日荒川、22日東京と2週つづけて都内で市民マラソンが開催されることになった。

 荒川といっても地方の人にはなじみがない。
 あぁ、そういう名前の川があるんだなというくらいだ。
 1級河川・荒川は、元はといえば川ではない。

 元々は隅田川。
 その隅田川の川幅が狭く、よく氾濫したために、放水路が開削された。
 赤水門から海までの放水路が完成して、水が流されたのが1924年。

 周囲は東京都の住宅街となっていて、川沿いにはジョギングコースを始め、スポーツ施設や緑地が整備されている。

 そんな地元市民憩いの場所を年に一度、よそ者のランナーが大挙押しかけて、賑やかすのが荒川市民マラソン。
 ゆえに、ランナーは「お邪魔します。よろしくお願いします」の心を持って臨むとよい。

 一足早くエントリーを締め切った東京マラソンは23万人の応募者を集めた。抽選結果は11月中旬に発表されて、20万人が路頭に迷う。
 じゃなくて、走るレースに迷う。

 その受け皿の第一候補が荒川市民マラソン。
 例年、荒川市民マラソンのエントリーは先着順で、1月末頃に締め切っていた。
 ところが、2008年の第11回大会は初めて、応募者が締め切り前に定員を超えたために、早期に募集を打ち切った。
 「締め切りまでに申し込めばいいよ」
とゆっくり構えていたランナーの中には、結局、走れなかった人がいた。

 11月中旬に20万人に落選メールが届く。
 荒川市民マラソンの枠は1万5,000人。
 もしかすると、落選メールをみたその足で(手で)申し込まなければ、荒川市民マラソンも走れないということになるかも知れない。

 荒川市民マラソンの参加費は、2008年大会の5,000円から千円アップして6,000円。
 原油の高騰で記念品のTシャツ代が上がったのか、警備員を2割増員するのか知れないが、この際、少々値上げしても大丈夫。

 関東の7時間レースは荒川と東京だけ。背に腹は変えられないど素人ランナーは、もう少しふっかけてもきっと払うことだろう。



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