20年ぶりの横浜スタジアム
横浜スタジアムに行ってきた。
20年ぶりのことだ。
前回は5月の連休明け。
「そうだ、きょう横浜で巨人戦、いこう」
と京都に行くような軽さで思い立ち、ハワイから帰った足で、半袖のアロハを着て球場へ向かった。
初めて降りた関内の駅から、球場がどえらい近かった。
当時、巨人戦と言えば切符はプラチナ。紙でできているがプラチナである。
ふらちな悪行三昧・・ではなく、ぷらちなである。
プラチナなチケットを売り込む、ふらちなダフ屋に耳を貸さず、ひとまず入場券売り場に行くと、切符はたくさん余っていた。
時は流れて20年
3塁側のチームが優勝を争っているという、この時期でも、やはりチケットは「十分にあります」とウェブページに書いてあったが、仕事が終わって、球場入りするのが試合開始ぎりぎりなので、指定席を買った。
一番安い外野指定席だけが売り切れていた。
もし残っていたとしても、外野はごめんだ。2年前、神宮で目の前の「8」と「24」のユニフォームを着た物体が、1回から9回まで立っていて、スコアボードで試合展開を観戦したことで、外野は懲りた。守備の時くらい座ればいいものを・・
次に安い内野指定席B 3,500円
これがなかなかよかった。選手の顔をみて嬉しい世代ではないので、場内を俯瞰できる絵の方が嬉しい。席は3塁ベンチの後ろ、きりたったスタンドの頂上あたり。
スタンドにしっかり、角度がついていて、グラウンドがコンパクトに見渡せた。
それにしても、落ち着かない観戦だった。
ビールの売り子である。
ひと昔前の「びーる いかがっすか~」と連呼するだけだった売り子はもういない。
にこにこ笑って、まるでピチレモンのモデル・オーディションみたいに、くねくねと歩いてきたかと思うと、ぴたっとたちどまり、パラパラでも踊り出すのか?というように右手をかざして、
「氷結いかがですか」
そして、じっと目をみる。
へたに手をあげたら、もう逃げられない。頭もかけない。あくびもできない。
いかにして、目を反らすか・・・ そればかり気になって、いい暇つぶしになった。
あれは、振り付け師でもいて、みんなで練習するのだろうか。それとも、先輩から受け継がれる、不文律のワザなのか。
あいにくの雨で、ビールは買えなかった。
来年の初夏には、再び訪れて、にっこり目を合わせて
「ビール1つね!」と言う、楽しみができた。
片方のチームが優勝を争うこの試合で、入場実数は 8,900人
来年も、ふと思いついて、来ることができるだろう。
それにしても、ギモンだ。
神奈川県の皆さん、野球は興味ないですか??
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