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2008年10月 2日 (木)

20年ぶりの横浜スタジアム

 横浜スタジアムに行ってきた。

 20年ぶりのことだ。

 前回は5月の連休明け。

  「そうだ、きょう横浜で巨人戦、いこう」

 と京都に行くような軽さで思い立ち、ハワイから帰った足で、半袖のアロハを着て球場へ向かった。

 初めて降りた関内の駅から、球場がどえらい近かった。

 当時、巨人戦と言えば切符はプラチナ。紙でできているがプラチナである。

 ふらちな悪行三昧・・ではなく、ぷらちなである。

 プラチナなチケットを売り込む、ふらちなダフ屋に耳を貸さず、ひとまず入場券売り場に行くと、切符はたくさん余っていた。

 時は流れて20年

 3塁側のチームが優勝を争っているという、この時期でも、やはりチケットは「十分にあります」とウェブページに書いてあったが、仕事が終わって、球場入りするのが試合開始ぎりぎりなので、指定席を買った。

 一番安い外野指定席だけが売り切れていた。

 もし残っていたとしても、外野はごめんだ。2年前、神宮で目の前の「8」と「24」のユニフォームを着た物体が、1回から9回まで立っていて、スコアボードで試合展開を観戦したことで、外野は懲りた。守備の時くらい座ればいいものを・・

 次に安い内野指定席B 3,500円

 これがなかなかよかった。選手の顔をみて嬉しい世代ではないので、場内を俯瞰できる絵の方が嬉しい。席は3塁ベンチの後ろ、きりたったスタンドの頂上あたり。

 スタンドにしっかり、角度がついていて、グラウンドがコンパクトに見渡せた。

 それにしても、落ち着かない観戦だった。

 ビールの売り子である。

 ひと昔前の「びーる いかがっすか~」と連呼するだけだった売り子はもういない。

 にこにこ笑って、まるでピチレモンのモデル・オーディションみたいに、くねくねと歩いてきたかと思うと、ぴたっとたちどまり、パラパラでも踊り出すのか?というように右手をかざして、

 「氷結いかがですか」

 そして、じっと目をみる。

 へたに手をあげたら、もう逃げられない。頭もかけない。あくびもできない。

 いかにして、目を反らすか・・・ そればかり気になって、いい暇つぶしになった。 

 あれは、振り付け師でもいて、みんなで練習するのだろうか。それとも、先輩から受け継がれる、不文律のワザなのか。

 あいにくの雨で、ビールは買えなかった。

 来年の初夏には、再び訪れて、にっこり目を合わせて

 「ビール1つね!」と言う、楽しみができた。

 片方のチームが優勝を争うこの試合で、入場実数は 8,900人

 来年も、ふと思いついて、来ることができるだろう。

 それにしても、ギモンだ。

 神奈川県の皆さん、野球は興味ないですか??



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