何を言っているかというと・・
「何を言っているかというと・・」
この言葉をしばらく、聞いていない。
最後に聞いたのはいつだろう。
2004年3月に聞いた覚えがある。
もう絶滅したのだろうか。
「何を言っているかというと」には、
「あなたの理解度を察しながら話していますよ」
「起承転結を押さえて話していますよ、さぁここからまとめに入りますよ」
という気持ちがこもっている。
「何を言っているかというと」は、このような時に出る。
●自分自身「ここまでの説明はわかりづらいな」と思っている。
●聴衆や説明している相手の顔に 「?マーク」 が浮かんでいるのが見える。
そして「何を言っているかというと」 は
仕込んだ話が、いま一つである時。
説明が下手なのに、自分ではそれに気づいていない人が使う言葉。
話がうまく組み立てられている。
よどみなく話している人はこの言葉を言わない。
自分の話が下手で、相手が理解していない。
自分が悪いことは気づかないのだが、
相手が理解していないことには気づいた。
そんな時 「何が言いたいかというと」を言ってしまう。
たまに、他人が作った難解な資料を解説する時にも使うが、この場合は資料を作った人への慇懃な軽蔑を含んでいる。
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