ゴマ鯖と言えば鉄なべ
N700系で行く品川博多の旅【 +3 】
「鉄なべ」は博多で餃子が美味い店。
鉄板でぱりぱりに焼いた餃子が出る。
2002年にブームとなった「鉄なべ餃子」の元祖。
1980年にはもう「鉄なべ」はあった。当時は春吉橋の東側、トルコ街にあった。
2~3人のオフでは「鉄なべ」からカラオケなどを経て「ハッちゃんラーメン」に流れるのが博多の黄金パターン。
美味本(プランニング秀巧社)に取り上げられている早良区荒江の「鉄なべ荒江本店」は同じ名前を使い料理内容も似通っているが、この「鉄なべ」とは縁もゆかりもない(2000年鉄なべ談)
北九州市にも元祖を名乗る「鉄なべ」があり、ホームページで鉄なべ餃子の元祖を主張している。
「鉄なべ餃子」のブームが起き、定着した現代では、それを商業ベースに乗せた業者が商標登録をしているやも知れぬが、やはり「鉄なべ」と言えば春吉の鉄なべである。
鉄なべの主役は餃子なのだが、もう一つの柱が「ゴマ鯖」
博多の名物。鯖の刺身にゴマ、分葱(わけぎ)、醤油がかけてあり、わさびが添えてある。
鯖にはゴマサバという種類があるが、ここ鉄なべで出るのは、関鯖または五島列島産のマサバ。
*関鯖(せきさば) 大分県佐賀関沖で一本釣りで採れた鯖。愛媛県側では岬鯖(はなさば)という。旬は秋から冬。
博多は素材が新鮮で美味しく、なにを食べても美味い街。
だが「博多に旅して一泊した夜は、何を食べればいいの?」
と問われると答えに困る。
「魚」「ふぐ」「もつ鍋」+「ラーメン」
というところだが「魚」では、なんとも思い出力(おもいでりょく)が弱い。
「なにを食べても美味しいから、自分の好みで決めて」
というのが正解に近いが、僕はそんな曖昧な答えはしない。
博多に旅したら、ぜひ食べたい美味いもののナンバー1は「ゴマ鯖」
鉄なべでは、まず人数分の餃子を頼み、ゴマ鯖を堪能して一息ついたところで、あと一品。
地鶏皮の酢の物が美味しい。
鉄なべ中州本店 (092)725-4688
営業時間17時~3時。日祝休。2002年に春吉橋西側「かに通」の2軒隣りに移転。
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