下関海響マラソン なぜ全市町村でマラソンを開催しないのか?
2008年11月16日(日)
第1回下関海響マラソンが行われる。
海響というネーミングは関門「海峡」に係っている。
関門海峡は、下関市と門司区に挟まれた海峡。
だが、この大会は山口県下関市内を走るマラソン(42.195km)であり、門司側には渡らない。
海峡を海響と言い換える呼称は、2001年4月にオープンした新しい下関水族館「海響館」に始まる。
以前の水族館は関門橋よりも小月寄りだったが、海響館は下関市内寄りにある。
1956年11月29日にオープンした下関水族館は、くじらの形をした展示館が懐かしい。
マルハの本社があり、捕鯨の母港だった下関を象徴していた。
その下関水族館が2000年12月3日に閉園。
4ヶ月後の2001年4月1日に海響館がオープンした。
下関海響マラソンは、海響館よりもさらに市内寄り、JR下関駅にほど近い「海響メッセ下関」~山口県下関市豊前田町3丁目3~がスタート・ゴール地点。
全国47都道府県には、いまだにマラソンを開催していない県があるが、山口県はこのマラソンが3つめ。
防府読売(防府市、12月、第39回)、くすのきカントリー(宇部市、3月、第4回)が既に行われている。
(*開催回数は2008年のもの)
■制限時間:6時間
■定員:5000人
■エントリー方法:先着順
■参加費:5,000円
2008年
6月23日、エントリー受付開始
8月17日、5,000人到達 エントリー締切
10月8日、日本陸連公認コースに認定された。
11月16日、第1回大会開催予定。
8月17日、野口みづきが欠場して惨敗に終わったマラソンの日。
当初〆切より43日早く定員に達して、エントリーを締め切った。
2008年に始まった大会では「とくしまマラソン」も好調に人を集めている。
3,000人の定員を 5,000人に変更。それでも定員を超え、抽選により800人を落選させた。
とくしまマラソンの経済効果は、2億5,300万円
県と徳島市の支出合計が 4,400万円だったので、2億円の儲けである。
(徳島経済研究所調査)
下関市も同様に、この大会での黒字を計上することだろう。
地方経済が疲弊していると耳がたこになるほど聞かされる昨今、なぜ、全市町村がマラソン開催に踏み切らないかが不思議である。
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