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2008年10月20日 (月)

関門海峡

N700系で行く品川博多の旅【 14 】

 肘掛けを使っていたとなりの兄ちゃんは広島で降りていた。
 というより、ほとんどの客が広島で降りて、車内はほっと一息ついていた。
 名古屋で大勢が乗り込み、広島で降りる。
 新幹線は名古屋-広島を結ぶ乗り物だったのだとわかった。

 

 名古屋-福岡は飛行機に流れる人が多いのだろう。
 東京-広島の場合、あまりにも広島の空港が不便な場所にあるため、新幹線といい勝負なのではないか。

 

 ミクシィに「N700系」コミュニティがあり、乗車予告というトピックがある。
 「今度、19日に神戸から東京まで乗ります」
 といった書き込みをするだけの掲示板。旅は道連れ、車内で会いましょうというわけではない。
 このトピックを見ていると、東京・品川-博多をフルに乗るという人は希だ。
 実用的には東京-福岡は安くて速い飛行機なのだろう。

 

 10:26 弁当を片付けたらあたりが真っ暗になった。
 関門トンネルだ。

 

 関門トンネルは、本州と九州を隔てる関門海峡の下を走る。
 山口県下関市の「関」、福岡県北九州市門司区の「門」で関門海峡。
 伊集院静は幼少期をここで過ごし、小説「海峡」3部作はここから生まれている。

 

 1942年、日本初の海底トンネル、関門海底トンネル開通
 自動車・人道、鉄道、新幹線の3つがある。
 自動車と人道は同じトンネルの上下。鉄道(在来線)は西側の別ルートを通りJR門司駅の直前に出る。新幹線は「新下関」を過ぎるとすぐ潜り、自動車のトンネルのそばを通って「小倉」のそばに出る。

 

 1973年、関門橋開通
 高速自動車国道専用。人は渡れない。

 

 2001年4月、関門海峡を臨む新下関水族館「海響館」オープン
 2008年11月16日、第1回「下関海響マラソン」開催

 

 関門海峡は早鞆瀬戸と呼ばれる。
 鳴門海峡、長崎の西海橋と並ぶ日本三大潮流に数えられ、潮の流れが速い。

 

 トンネルを抜けるとすぐ小倉
 港の煙突から白煙
 子供の頃、よく親に連れられて買い物に来た小倉の町並み。

 

 10:30 小倉 832km
 空席が広がり、車内は閑散とした。
 小倉-博多間はおよそ20分
 クルマで移動すると高速道路を使って1時間、市内の道が混んでいると1時間半はかかる。
 かつて、営業の行き先が1カ所のみの時は、よく新幹線を利用した。
 コーヒーを買い、大好きな新幹線で、しばしの旅気分。
 なんとも贅沢な20分だった。
 当時は何の気もなく乗っていた0系に、もう乗ることはない。

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