目隠ししてもわかる井谷屋の一色町うなぎ
N700系で行く品川博多の旅【 13 】
車内の電光掲示板では、明日の福岡は晴れという天気予報が流れている。
明日は長崎の江山楼でちゃんぽんを食べる。
恐らく、長崎も晴れるだろう。
(実際、晴れるなんてものじゃなく、気絶しそうなほど暑かった)
9:27 尾道駅通過
トンネル内は振動が激しい。フックにかけた帽子が揺れている。
9:29 三原駅通過
駅から駅が近い・・
3歳くらいの子供が泣きじゃくっている声が、12号車のどこからか聞こえてくる。
お盆ならではの客層だ。
見渡す限り、スーツにネクタイで決めた人は見あたらない。
そう思っていたら、少しうとうとしてしまったらしい。
時計が30分進んでいる。
10:07 東京から759km(トンネル除く)
N700系で行くこの旅も、残すところ40分足らず。
早すぎる。
「抹茶櫃まぶし日本一弁当」を食べなければ。
包装を解くと、タレ、山椒、抹茶、練りわさび、刻み海苔が出てきた。
これでもかというほど、賑やか。
「びっくりみそかつ」同様、だるまの弁当は、食べる工夫が客に委ねられていて楽しい。
一膳 そのまま
二膳 薬味、わさび
三膳 抹茶を入れて茶漬け
食べ方の説明がついている。
うなぎは櫃まぶしの割には、細かく刻んでいない。
一色町のうなぎだけあって、美味い。
産地偽装で名前を語られて、一色町の養鰻業者の方はさぞかし、お疲れのことだろう。
だが、一色町の鰻を知るものであれば、本物かどうかはすぐわかる。
いつも知立の井谷屋で食べていた一色の鰻は、10年を過ぎた今、目隠しして食べてもわかる。
それほどに、他の鰻とは別格だ。
鰻の肝焼きも付いている。
「以ば昇」「大友」で櫃まぶしを頼んで、肝焼きがついてきたことはなかった。これでもかというだるまのサービス精神だ。
抹茶をどうやってお茶漬けにするのかは、今日まで謎に包まれていた。
説明では「別の容器に抹茶(粉が入っている)を入れて、溶かしてお茶をつくる」といったことが書いてあった。
弁当の裏ぶたに抹茶を開けて、ペットボトルのお茶で溶いて、抹茶を作った。
お茶漬けの味はそれなり。
お店では茶漬けの出汁が抹茶ということはなかったので、初めての味。
冷たいご飯、冷えたお茶に抹茶はなかなか合っていた。
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