佐野元春G-SHOCKと電波時計
佐野元春のG-SHOCKを手に入れた。
ビジターズ発売20周年を記念したモデル。
発売は2004年。限定350個
G-SHOCKコレクターであり、佐野元春ファンなのに、なぜかその年はコレクター意欲が沸かない年で見送ってしまった。時計のデザインがいま一つなのも、その理由だった。
だが、数年経ってコレクター意欲が復活してくるとやはり欲しい。ヤフオクでアラートをかけておくと、半年に一度くらいは出品される。
ある時、元値が29,400円なのに、入札価格が40,000円を超えた。41,000円まで追いすがったが、競り負けた。
コレクター初心者の頃は、ここでムリをして、5万、6万と意地になって金をつぎこんでいたのだが、今はもうそんなことはしない。
モノは探していれば、いずれ手に入るとわかったからだ。
■型番:GW-300BTMO-1JR
■価格:29,400円
■限定数量:350個(完売)
■発売時期:2004年2月5日
■文字盤に MOTO の文字が入る。
■裏蓋刻印:ELと同じデザインのイラスト、シリアルナンバー(1~350)
■ベースモデル:THE G GW-300
しばらくすると、案の定、次の出品がアラートにかかった。今度は 20,000円で買えた。
オークションの説明には「EL(バックライト)は、ライブビデオ「Visitors」のオープニングで使われた、キース・ヘリング調のドアをノックするイラスト」とあった。
この出品者は、ただ者じゃない。元春のことをよくわかっている。きっと古くからの元春ファンに違いない。
それにしても、どこかで見たことがある文章だな・・・
と思ったら、僕が「しらべる」に掲載している文章をコピー&ペーストしたものだった。
どうりで、見覚えがあるはずだ。
コレクションとして買ったつもりだった元春Gだが、意外にも実用的に手放せない時計となっている。
電波時計の腕時計というのは、一度持ってみないとその良さが実感できない。
「電波時計」とは福島県にある郵政省の標準時刻電波送信施設から発信される電波を、定期的(たとえば毎時0分)に受信して、時刻を合わせる時計。誤差がほとんどない。
G-SHOCKは伝統的に時間が進む。例外なく進む。
「遅れるよりは進むくらいにしよう」と開発者は考えているのだろう。
コレクションの中からたまに使おうとすると、1~2分進んでいる。
これまで、何度時報やテレビ画面の表示を見て合わせたことか。
電波時計にはそのストレスがまったくない。
生来「時計を合わせる人生」を送って来た者には、
「時計を合わせないでよい人生」がこんなにいいものだとは想像できなかった。
一度、電波時計に慣れるともう前の時計には戻れない。
これから先、時計の選択基準は「ソーラー」「電波」が初期値である。
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