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2008年11月25日 (火)

MARUHAフィッシュハンバーグを探す旅

N700系で行く品川博多の旅【 +5 】

 長崎に里帰りした時は、まずスーパーのマルキョウに寄り、天ぷらを買う。
 そして、親戚と呑む風呂上がりのビールの肴にする。
 炙ると美味いのだが、そのままでも十分に美味い。
 天ぷらはそのまま食べるものだと思っている。

 ここで言う天ぷらは、九州で言うところの「丸天」「角天」
 関東には売っていない。

 天ぷらを食べたら、その翌日マルキョウに行って必ず買うものがある。
 MARUHAフィッシュハンバーグ
 マルハニチロ(旧社名:MARUHA その前は大洋漁業)が販売しているロングセラーの特殊フィッシュソーセージ。
 ハンバーグといえば本来は肉を練って作るものだが、楕円形をしているので「マルハのハンバーグ」という名前で通っている。

 厚切りで焼く、パン粉をつけてハンバーグカツにする。
 薄くても美味いのだが、厚く切ると、ぜいたくな気分になる。
 そのまま1枚食べる。
 ご飯を頬張る。
 次はケチャップをつけて頬張る。
 それをご飯にも乗せてみる。

 夕飯のおかずとして、これ以上のお子様メニューはない。
 弁当のおかずにしても美味いのだが、やはり揚げたての感動には及ばない。

 生でかじっても、塩が利いていていける。
 買い置きしておくと、ビニル袋をむいて、まるごと1つかじってしまうことさえある。さすがにまるごと1個は次の日にぐったりするので、半分でやめておく。
 当然のごとく、酒の肴としても美味い。

 「天ぷら」と同様に、この商品も関東では売っていない。
 九州に帰った時に、サンポー焼き豚ラーメンと共にまとめて買ってくる。

 2008年夏
 今年もまた、MARUHAフィッシュハンバーグと再会の季節が巡ってきた。
 長崎に着いてすぐマルキョウをのぞく。

 ない・・・

 でもまだ、ここでは心に余裕がある。
 この店が、たまたま品切なのだろう。
 この店ではあまり売れなくて、定番を外れているのかも知れない。

 だが、どこを探してもない。
 マルハの類似品、他社の類似品はあるのだが、それじゃダメだ。

 墓参りがてら、MARUHAフィッシュハンバーグを探す旅に出た。
 行く先々の町で、いかにも有りそうな、スーパーをのぞく。
 どこにもない。

 ダメもとでコンビニものぞく。
 やはりない。

 福岡、下関、徳山 ・・・
 MARUHAフィッシュハンバーグを探す旅は片道 300kmを越えた。
 大洋漁業かつての本社がある下関になかった時点で、嫌な予感がした。

つづく



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