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2008年11月20日 (木)

ジョン・ディーコンのソロアルバムが聴きたかった

 ジョン・ディーコンは偉大な足跡を残したロッカーの中では、もっとも引き際がよい人物である。
 クィーンファンならば、名前は覚えているが、今も関心をもってその情報を追っている人はほとんどいない。
 1970年~1970年代に活躍したロッカーの多くは、今も活動をつづけているか、あるいは再結成・再登場しているが、ジョンは一切音楽活動の場に現れていない。

 【 JOHN DEACON 】 クィーンのベーシスト。

 1968年に、ブライン・メイ、ロジャー・テイラーとティム・スタッフェルが「スマイル」を結成。
 1969年スマイル解散。ロジャーがフレディ・マーキュリー出会い、メイと3人でバンドを結成。だが、最後のワンピースであるベースの人材に恵まれず、なかなかメンバーが固定できなかった。
 1970年、そのバンドに 7人目のベーシストとして参加したのがジョン・ディーコン。ここでメンバーが固定され、大学でのライブ活動を開始。
 1971年6月に、フレディの発案でバンド名が「クィーン」と決まり、ちょうど20年のクィーンの歴史が始まった。

 ジョンは 2005年の活動再開(欧州を初めとする数カ国のツアー)、2008年のアルバム製作には参加していない。
 そのことにより 「元クィーンのベーシスト」とも言えるが、2005年以降の活動は「クィーン」ではなく「クィーン+ポール・ロジャース」というバンド名で行われているため、やはり今も「クィーンのベーシスト」なのである。

【 ジョン・ディーコンの略歴 】
1951年
8月19日、英国レスター生まれ。現在57歳

1970年
ブライン・メイ、ロジャー・テイラー、フレディ・マーキュリーが組んだバンドに最も遅く参加。

1986年
5月、THE IMMORTALS というバンド名で シングル「NO TURNING BACK」を発売。これが、セッションを除くジョン唯一のソロ作品となっている。

1991年
11月24日、フレディ・マーキュリー逝去
フレディの

1992年
4月20日、フレディ・マーキュリー追悼エイズ啓蒙コンサートに出演。ロッカーとしての最後の舞台となった。
1995年
クィーン最後のアルバム「MADE IN HEAVEN」発売。ジョンが参加する最後のアルバムとなった。

 クィーン4人のメンバーのうち、ジョンを除く3人は、曲づくり、ボーカル、複数の楽器を披露した。
 ジョンだけがソロボーカルをとらず、楽器もベースのみ。曲は6枚目のアルバム「世界に捧ぐ」に納められている Who needs you など数曲だけ。
 ただ、少ないながらいずれも異彩を放つ印象深い曲。
 "歌わない"ということもあってか、4人の中でただ一人ソロアルバムを出さなかったのだが、もし出していれば、4人の中ではもっとも "聴きごたえのある曲が揃ったアルバム" になったのではないか。

 華やかなメンバーの中にいて、ただ一人だけ地味だった。
 だが、端整な顔立ち、話したことはないが穏やかで謙虚なものごし。
 誰からも好かれる存在。
 当時なかった言葉だが、もしあれば、まさに「癒し系」と冠されていただろう。

 フレディの死後は音楽活動から引退しており、表舞台に出ることはなくなった。
 今も世界のどこかで穏やかに暮らしているのだろうと推察する。



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