サッカー解説者のため息
「この2年間の失敗はロナウジーニョ」
10月10日、スペインのスポーツ紙「マルカ」にジョン・ラポルタのコメントが載っていた。
現職のバルセロナ会長が、ロナウジーニョを残留させたことは失敗だったと語っている。
8月には監督就任会見でグラディオラが「ロナウジーニョ、デコ、エトーは戦力外」と発言して、多くの人を驚かせた。
アフリカ市場を重視するクラブ方針からして、2010W杯の広告塔であるエトーを売れるはずがないのに、エトーの名を口にしたのは不思議だった。
シーズンが始まって3ヶ月、戦力外のエトーがリーガの得点王を独走している。
この発言で足元を見られ、デコは破格の安値でチェルシーが買い取った。
デコはこのことについて何も語っていないが
「実のところ、グラディオラのことはよく知らない」とだけ語っている。
ジョン・ラポルタは2年前にロナウジーニョを売っておくべきだったという。
結果論でいえば、その通りだ。さぞかし高値で売れただろう。
だが、2年前といえば 2005-06 シーズンを終えたばかり。
リーガとCLの2冠を取った直後のオフに、チームの柱をあなたは売る勇気があったとでもいうのか。
敬意にあふれたサッカー界において、敬意のかけらもない人物である。
FCバルセロナはリーガ、CL共に快調に勝ち続けている。
絶好調のバルサとチェルシーが当たるのが、今からとても待ち遠しい。
10月18日(土)
8節 ミドルスブラ
国際Aマッチが2試合つづいたので、2週間ぶりのプレミアリーグ。
いよいよ、デコが帰ってくる。
デコを見るためにCS放送に入ったのだ。また、今週からデコが見られる。
ただ、心の底にうっすらと 前節アストン・ヴィラ戦の憂鬱が残っていた。
デコを欠いているものの、試合は2-0で快勝。なんの問題もない。
問題は解説の金子達仁。
杉山茂樹はデコに好意的な原稿を書いてくれるが、金子が編集した書籍ではデコについてのコメントがとてもあっさりしている。
前シーズンまでは BS、CSに入っていなかったので、放送で声を聞いたこともない。果たしてどのような解説をするのだろうか。
「ういー」
「ふうっーん」
away のアストン・ヴィラがチャンスをつぶす度に漏らすため息。
これが、恋人のため息を間近に聞いているようで、落ち着かない。
・・・と、女だったら思うかも知れないが、男なので、ただ気持ちが悪い。
10月初旬というのに、体が冷えて、毛布にくるまりたくなった。
今週もまたアレを聞かされるのか。
英語の実況に切り替えようか。
英語は聞き取れないが・・・
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