ATOKの買い換え時
ATOKは毎年買い換えるようなものではない。
通常のかな漢字変換という作業において、環境がひっくり返るような画期的なバージョンアップはそう度々行われるものではない。
久々にATOK2007でバージョンアップ版を購入した時は、ひっくり返った。
登録単語の最大文字数が 100文字に増えていたのである。
古いATOKでは最大文字数が少なかったため、文字数が多い語句は登録できなかった。
文字数が多い語句の代表はURL。
http://silabel.o.oo7.jp/marathon/training_wear.html (62文字)
ほとんどのURLは50文字を超える。
以前使っていたATOKではフルパス(番地の先頭から末尾まですべて)を登録することはできず、
http://silabel.o.oo7.jp/ 共通部分
marathon/training_wear.html ファイル名部分
の2つに分けて登録していた。
また、1人のユーザーが勤務先のパソコンと自宅のパソコンに、それぞれセットアップすることが許諾された。(同時に製品を使用しないという条件の場合)
今でも大半のソフトでこれをやると「違法コピー」となる。
かな漢字変換はパソコン操作の基本中の基本であり、家庭と会社と、環境にかかわらず同じものを使いたい。
ジャストシステムのユーザー思いの企業姿勢が嬉しい。
ATOK2007では人名変換辞書を標準装備した([F2]キーで操作できる)
芸能人などの著名人があらかじめ登録されている。
●第一候補で変換された例
妻夫木聡、柴咲コウ、深田恭子、相武紗季、藤井フミヤ
×変換されなかった例
左卜全、浅丘ルリ子、勝地涼
Office連携ツールをインストールすると、Internet ExplorerにATOKバーが常駐。
「ATOKでページ内の単語を学習する」ボタンを押すと、自動的に単語を学習するというが、その効果はあまり実感できない。
和暦・西暦変換機能が付いている。
これは執筆で大変重宝する。
そこれまで西暦←→和暦の読替は、いちいちwebで検索して調べていた。
"2039年"と入力すると"平成51年"という候補が表示され、Shift+Enter で確定する。
"昭和33年"と入力すると"1958" "1958年"と2つの候補が表示され、Ctrl+↑↓で選択し、Ctrl+Enterで確定する。
その他、ATOK2007では「話し言葉モード」方言変換機能が全国対応した。
おもしろそうだが、まだ使ったことはない。
WindowsXP のパソコンを使っている時は、ATOK2007からバージョンアップする必要は感じなかった。
だが、WindowsVISTAのパソコンでは、うまく動かない部分がある。
VISTAが発売されたのが 2007年1月30日。
VISTA対応版としては2度目のバージョンアップとなる ATOK2009(2009年2月6日発売)で買い換えよう。
そう思っていた時に、ATOK for Windows mobile の話を耳にした。
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